今日のカフェボンボンの本棚は、「父の日」に読みたい本。
6月の第3日曜日は父の日。お父さんを想う大切な日に一冊の本を。お父さんにちなんだ、とっておきの5冊をご紹介します。
父が息子を思う歌。
ディランの名曲が絵本に。
絵本のもとはアメリカのロック・ミュージシャン、ボブ・ディランの歌。息子さんのことを思いながら作った名曲「Forever Young」です。“毎日がきみのはじまりの日”と歌う父親のあたたかな言葉と楽しい絵が響き合います。
きみが 手をのばせば
しあわせに とどきますように
一日のはじまりに口ずさみたい素敵な詞。お父さんの愛を胸いっぱいに感じて。
『はじまりの日』
著者:ボブ・ディラン/ポール・ロジャース絵/アーサー・ビナード訳
出版社:岩崎書店
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アルゼンチンの絵本。
父と娘の優しい世界。
アルゼンチン人作家が描く、父と娘の濃密な時間。一緒にいたい時もいたくない時もあるけれど、いつもパパの温もりを感じていたい。そんな女の子の複雑で繊細な気持ち、そっとお父さんに伝えたい。モノクロの絵の静けさが好き。
『パパとわたし』
著者:マリア・ウェレニケ/訳:宇野和美
出版社:光村教育図書
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ダース・ヴェイダーパパ、
大人気子育てシリーズ。
スター・ウォーズの暗黒卿ダース・ヴェイダーのユーモラスな子育て絵本。息子ルーク・スカイウォーカーはやんちゃ坊主で手に負えないけれど、しつけ頑張ってます。はるか彼方の銀河系も子育ての悩みと大変さは同じです!
『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』
著者:ジェフリー・ブラウン/訳:富永晶子
出版社:辰己出版
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さまざまな愛のかたち、
父と娘の絆を描く。
きらめく感性の作家・山崎ナオコーラの中短編集。表題作の『お父さん大好き』は、妻が家を出てしまい、血のつながらない娘と暮らすサラリーマンを描いた心にしみる作品。父の背中に娘がささやいた言葉は……。表紙のお父さんの絵がちょっとしょぼくれてて可愛い。お父さ〜んって駆け寄りたくなっちゃう。
『お父さん大好き』
著者:山崎ナオコーラ
出版社:文藝春秋
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懐かしくて新しい、
秘密基地の本。
お父さんと一緒に読みたい、秘密基地の本。子どもの頃、お父さんだってきっと秘密基地を作ってたよね。どんな基地だったか聞いてみたいな。秘密基地の達人が秘密基地遊びのノウハウを多数紹介しています。
『秘密基地の作り方』
著者:尾方孝弘(日本キチ学会)/イラスト:のりたけ
出版社:飛鳥新社
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お父さんがそばにいる人もいない人も、大好きなパパの存在を近くに感じられたなら。一冊の本がお父さんを想うきっかけになれば嬉しいです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
*『はじまりの日』
*『パパとわたし』
*『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』
*『お父さん大好き』
*『秘密基地の作り方』
Love, まっこリ〜ナ
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