今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、ハグしたくなる本。
愛しているのに傷つけてしまう。愛されたいのに抱きしめてもらえない。大切な家族としっかり繋がっていたいのに……。
愛に悩む家族を描いた傑作小説集、心を揺さぶる2冊を選びました。読み終えたあとにはきっと、愛する人をしっかりと抱きしめたくなります。
幸せそうな家庭なのに…。
ママ友に怯えるセレブママや子育てに参加できず肩身の狭い夫。子どもが同じ幼稚園に通う、一見幸せそうに見える家庭の生々しい現実を描き出す、胸に迫る連作集です。
夫婦のすれ違い、我が子への苛立ち、よその家庭への嫉妬。園のママたちの前では絶対に表さない苦悩や葛藤が次第にあぶり出されていく。さまざまな愛のかたちのせつなさに心揺さぶられます。
『水やりはいつも深夜だけど』
著者:窪美澄
出版社:KADOKAWA
子どもをめぐる連作短篇集。
同じ町、同じ雨の日の午後を描く5篇。家に帰れず校庭で待つ少年がいる。娘を虐待してしまう母親がいる。誰にも言えない苦しみを抱える家族を描きます。
愛する人にきみはいい子と言ってほしい。どんなに傷つけられても、振り向いてくれるのを、抱きしめてくれるのを待っている。同じ町に暮らす人たちに降りかかる雨が、傷ついた心をやさしく濡らしていきます。
『きみはいい子』
著者:中脇初枝
出版社:ポプラ社
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*『水やりはいつも深夜だけど』
*『きみはいい子』
Love, まっこリ〜ナ
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