今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、人気作家・西加奈子さんの本を。
朝読書にも真夜中の読書にもオススメの2冊をセレクトしました。心が折れそうなとき、恥ずかしいとき、何もかもダメな日もあるけれど…西加奈子さんの愛とパワーあふれる小説を読めば、きっと元気がわいてきます。
港町の女神・肉子ちゃん。
北国の港町を舞台に母娘を描く心を揺さぶる傑作小説。何度も男にだまされてもなんのその、底抜けに明るい母・肉子ちゃん。彼女と話せば誰だって元気になれる。まるまる太った肉子ちゃんの無垢な魂が、みんなを明るく照らし出します。
人の目なんか気にしない。愛も出し惜しみしない。阿呆と言われても「まあ、命はあるんやし!」と笑ってる。そんな肉子ちゃんに何度でも会いたいです。
『漁港の肉子ちゃん』
著者:西加奈子
出版社:幻冬舎
関西を舞台に描く、大家族の物語。
小学三年生のこっこ(琴子)は口が悪くて硬派な女の子。うるさいぼけ!なんて言うのはお茶の子さいさい。そんなこっこを家族はかわいくてしかたがないけれど、こっこは孤独に憧れて……。
題名の「円卓」は8人家族が囲むテーブルのこと。中華料理店からもらってきた深紅の円卓がくるくる回る。大皿料理がみんなにゆきわたる。家族の愛情とエネルギーがむんむん伝わってきます。
『円卓』
著者:西加奈子
出版社:文藝春秋
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『漁港の肉子ちゃん』
*『円卓』
Love, まっこリ〜ナ
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