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『ちょんまげぷりん』江戸のお侍がパティシエに!

 

江戸のお侍がパティシエになっちゃった!

読後しばらくは「ござる」口調になっちゃうこと請け合い。それほど侍・木島安兵衛のキャラクターは強烈です。

20130615

ちょんまげぷりん
著者:荒木源
出版社:小学館

江戸時代からお侍が現代にタイムスリップする物語。お侍と現代的な考えのシングルマザーがひとつ屋根の下で暮らすことになったら、どんな対立やトラブルが待っていることやら。と思いきや、意外にうまくいくのが面白いとこ。

仕事で忙しいひろ子にかわって、安兵衛は家事に奮闘。最新テクノロジーに驚き慌てふためきながらも、主夫としての務めを完璧に果たすようになるんです。やがては、お菓子作りに目覚め、天才パティシエにまでのぼりつめ……。

武士道とパティシエ道。両方を極めることはむずかしそう。次元の異なる2つの道を安兵衛はどんなふうに進んでいくのか。ひろ子の息子が安兵衛を慕い、本当の父と子のようになっていくのが感動的。親子の情は時代も超えられる気がしました。

安兵衛の心に宿るのは、本物のサムライ魂。りりしくまっすぐ、人情味あふれてかっこいいのだ。

Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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