今日のカフェボンボンは、『江戸のスーパー科学者列伝』。
さまざまな分野で研究に明け暮れる日本の若き科学者たち。彼らの歩む道はずっと昔、江戸時代にもさかのぼります。
『江戸のスーパー科学者列伝』
著者:中江克己
出版社:宝島社
江戸時代に大活躍したスーパー科学者たち。
世界初の全身麻酔手術を成功させた外科医・華岡青洲、産科女医第一号となったシーボルトの娘・楠本イネ、日本地図を作った伊能忠敬、行列式を発見した関孝和。
雪の結晶図鑑を著した科学者、ソメイヨシノを開発した遺伝学者、江戸のロボット工学者・からくりの天才職人たち……。
本書は、江戸の科学者31人の活躍と功績、人柄を紹介します。研究にまつわるいろいろなエピソードのなかでも、とくに印象的なのがその勇気と執念。そして遊び心。
ちょっとした遊び心が発見のきっかけとなったり、スパイスのように作用して、研究に成果をもたらす。大名の土井利位は美しい雪の結晶の観察を勧められ、興味をそそられます。世界初の雪の結晶図は、やがて庶民の間に広まり、浴衣の文様にもなりました。
浴衣に雪の結晶を染めるなんて風流で、ちょいといい感じ! 江戸の科学と庶民が、粋な遊び心でつながっています。
Love, まっこリ〜ナ
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