今日のカフェボンボンは、江戸の気分が味わえる『一日江戸人』。
現代の江戸人・杉浦日向子が案内する江戸の粋。著者による豊富なイラストも楽しめます!
『一日江戸人』
著者:杉浦日向子
出版社:新潮社
江戸の庶民の暮らしぶりはとにかく身軽で風通しがいい。定職を持たずその日暮らしも当たり前。月の半分もアルバイトすれば女房子供を養える。素人医者のバイトさえあったんですって。
江戸っ子のお風呂好きは有名だけど、一日4、5回も入ってた。銭湯でお見合いをすることもあったそう。いったいどうやって!? 江戸人、ちょっとくだけすぎ、物わかりよすぎです。
でも、お湯浴びて、夕涼みして、うっとり花火見物なんていうのも悪くない。すっと打ち解けて気心が知れる気がします。
お酒は、朝軽く一杯、午後一杯、風呂上がりに晩酌、寝酒にも一杯。見栄っ張りだ。早口だ。アガリ性だ。定食より丼飯が好き……。どんなことでも面白がって楽天的だから「遊び友だちにもつなら江戸人が最高」だそうです。
軽妙洒脱な江戸の話に『コメディーお江戸でござる』の着物姿の杉浦さんを思い出します。笑顔の素敵なひとでした。
Love, まっこリ〜ナ