今日のカフェボンボンは、珊瑚礁の海にすむ人魚の物語。
『海獣の子供』『魔女』などで人気の漫画家・五十嵐大介が初めて手がけた絵本です。
『人魚のうたがきこえる』
著者:五十嵐大介
出版社:イースト・プレス
珊瑚に守られたラグーンの中でくらす人魚の世界。
人魚は歌う。海亀と遊ぶときも、海の底で眠るときも。人魚は海の中で躍動する。とくに獲物を狩るときは。
五十嵐大介の描く人魚は生々しくて、愛らしいマーメイドのイメージとは違う。本能のままに生きる動物的な人魚です。人魚の不思議な歌声に心惑わされ、海の深さと冷たさを皮膚に感じてゾクゾクする。
人魚たちの「朝時間」は、太陽の光が射し込む波間で歌う朝。
早くも第二幕を読みたくなりました。五感を研ぎ澄ませて海のすべてを感じてください!
Love, まっこリ〜ナ