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人気漫画家・五十嵐大介の初絵本『人魚のうたがきこえる』

 

今日のカフェボンボンは、珊瑚礁の海にすむ人魚の物語。
『海獣の子供』『魔女』などで人気の漫画家・五十嵐大介が初めて手がけた絵本です。

20130611

人魚のうたがきこえる
著者:五十嵐大介
出版社:イースト・プレス

珊瑚に守られたラグーンの中でくらす人魚の世界。

人魚は歌う。海亀と遊ぶときも、海の底で眠るときも。人魚は海の中で躍動する。とくに獲物を狩るときは。

五十嵐大介の描く人魚は生々しくて、愛らしいマーメイドのイメージとは違う。本能のままに生きる動物的な人魚です。人魚の不思議な歌声に心惑わされ、海の深さと冷たさを皮膚に感じてゾクゾクする。

人魚たちの「朝時間」は、太陽の光が射し込む波間で歌う朝。

早くも第二幕を読みたくなりました。五感を研ぎ澄ませて海のすべてを感じてください!

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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