今日のカフェボンボンは、『あたごの浦』。
7月21日の「海の日」にちなんで選んだ月夜の砂浜のお話です。
『あたごの浦』
再話:脇和子・脇明子/画:大道あや
出版社:福音館書店
大きなタコが活躍する愉快なお話。タコだけじゃなく、鯛もふぐも大活躍します。
お話はこんな具合です。満月の夜、あたごの浦に「おたこ」や鯛やそのほかいろんな魚が集まってきて、歌ったり踊ったりの大演芸会が始まります。このかくし芸がすごいワザあり。見てびっくり!
おーけなおたこが、お月さんの光にうかれて、砂浜へあがったんやと。おなすびをちぎっては、ムシャムシャ食べだしたんやと。大道あやさんの楽しい絵に、柔らかな響きの方言の語りがぴたっとはまります。
1909年生まれの大道あやさんは、60歳を過ぎてから独学で絵を描き始めた異色の画家。犬や猫、にわとりに囲まれて暮らしていたそうです。海の生き物をユーモラスに描いたこのお話は、讃岐地方(香川県)の昔話です。
明日も「海の日」にちなんだメニューでお届けしますのでお楽しみに!
楽しい休日を。
Love, まっこリ〜ナ