今日のカフェボンボンのおすすめは、海の驚きに満ちた絵本『漂流物』。
「海の日」限定メニューでお届けします。
『漂流物』
著者:デイヴィッド・ウィーズナー
出版社:BL出版
“漂流物”という日本語はちょっと硬い響き。なにか得体の知れないものが流れてきそうな感じがします。
浜辺に打ち上げられたのは、旧式の黒い水中カメラ。海辺で遊んでいた少年が拾い、1本のフィルムを現像に出してみる。写真を目にして驚く少年。漂流物のカメラに写し出されていたものは……。
さあ、ページをめくって! 嬉しい驚きがあなたを待っています。カメラが旅した長い時といくつもの海が一瞬にしてつながる喜びが。次々に現れる深海はとてもドラマチックで、暗闇に浮かび上がる映写機の映像のよう。
著者はアメリカの絵本作家、デイヴィッド・ウィーズナー。斬新な作風で知られ、本書で3度目のコールデコット賞を受賞しました。
『漂流物』の「朝時間」は、冒険が始まる前の静かな海辺。
少年はちょっと退屈そうに寝そべって、ヤドカリを観察しています。
本を読んだら、ぜひビーチコーミングへお出かけください! 流木や貝殻、知らない国のおもちゃ……。不思議な宝物が見つかるかもしれません。
海の日に。
Love, まっこリ〜ナ