今日のカフェボンボンは、『はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ』
色鮮やかな絵本で有名なロジャー・デュボアザンの傑作です。

20140614

はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ
作:ロジャー・デュボアザン/訳:やましたはるお
出版社:BL出版

ある4人家族が田舎の一軒家を買いました。木立の中の草に囲まれた静かな家です。屋根裏に年寄りのフクロウがすみついているほど古い家。私も一目で気に入りました。

家族は家のペンキを自分たちで塗り直すことにします。でも、赤がいい、黄色がいいと意見がまとまりません。さあ、どうしたらみんなの気に入る色に塗れるでしょうか。

ここはお父さんの腕の見せどころ。そして、色の魔術師デュボアザンの出番です。

景色は季節ごとに劇的なほど鮮やかに変化します。この美しさといったらありません。古い家を自分たちの色に染め上げていく喜びにあふれています。

家族は仲が良く、お父さんもお母さんもまだ若い。家庭のいちばん幸せな時代が描かれているようで、せつないほどです。

Love, まっこリ〜ナ

 

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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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