今日のカフェボンボンは、『はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ』。
色鮮やかな絵本で有名なロジャー・デュボアザンの傑作です。
『はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ』
作:ロジャー・デュボアザン/訳:やましたはるお
出版社:BL出版
ある4人家族が田舎の一軒家を買いました。木立の中の草に囲まれた静かな家です。屋根裏に年寄りのフクロウがすみついているほど古い家。私も一目で気に入りました。
家族は家のペンキを自分たちで塗り直すことにします。でも、赤がいい、黄色がいいと意見がまとまりません。さあ、どうしたらみんなの気に入る色に塗れるでしょうか。
ここはお父さんの腕の見せどころ。そして、色の魔術師デュボアザンの出番です。
景色は季節ごとに劇的なほど鮮やかに変化します。この美しさといったらありません。古い家を自分たちの色に染め上げていく喜びにあふれています。
家族は仲が良く、お父さんもお母さんもまだ若い。家庭のいちばん幸せな時代が描かれているようで、せつないほどです。
Love, まっこリ〜ナ