今日のカフェボンボンは、『青い麦』。
フランスの女流作家コレットの傑作です。
『青い麦』
著者:コレット/訳:手塚伸一
出版社:集英社
16歳のフィルと15歳のヴァンカは幼なじみ。毎年、ブルターニュの海岸の別荘で一緒に夏を過ごしてきた。
けれど、子供時代の屈託のない関係は、いつしか不器用で情熱的な恋へと変わりつつあった。そんなある日、フィルが美しい年上の女性に誘惑されて……。
恋愛小説の名手コレットが官能的に描く早熟な恋。誰に教わらなくても、ふたりはもう、恋の駆け引きを知っている。身悶えするような嫉妬の苦しみも……。
フィルとヴァンカの「朝時間」は、磯遊びに出かける8月の朝。金色の太陽、午前11時の海のきらめき、松虫草の咲き乱れる草原、日に焼けたむきだしの肌。夏の日の幸福のすべてがここにある。
以前ご紹介した『牝猫』は、若い新婚の男女と美しい牝猫をめぐる物語。こちらも素晴らしい小説です。
Love, まっこリ〜ナ
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