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日曜の昼下がりに読みたい本は?

 

今日のカフェボンボンは、サガンの名作『悲しみよ こんにちは』

南仏の海を舞台にした17歳のセシルの愛と悲しみの物語。ちょっとけだるい日曜日の午後におすすめの小説です。

河野万里子さんの訳は、セシルの弾けるような若々しさがより際立つようで新鮮です。

20130526

悲しみよ こんにちは
著者:フランソワーズ・サガン/訳:河野万里子
出版社:新潮社

パリに住む生意気で可愛くやせっぽちのセシルは、大好きなパパとその若いガールフレンドのエルザとともに海辺の別荘でひと夏を過ごす。

新しく出会ったボーイフレンドとの恋やヨット遊びに明け暮れるまばゆい日々。地中海の太陽に焼かれた肌は小麦色に輝いていた。

プレイボーイのパパは友だちのようにいつも愉快で、このうえなく自由! 完璧なヴァカンスのはずだった……。

40歳の父親と美しいアンヌの本気の恋、セシルの若い恋や嫉妬に熱く胸が焦がれる思いがする。この小説を書いたとき、サガンは18歳。サガンとセシルはどんなふうに重なるのだろう?

セシルの「朝時間」は、熱いブラックコーヒーとともにかじるオレンジの香り。

本のお供には、モヒートをいかがでしょう。ミントの葉を入れた、今の季節にぴったりのラムベースのカクテルです。摘みたてのミントが鮮烈に香るモヒートのような小説をどうぞ。

Love, まっこリ〜ナ

 

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朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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