今日のカフェボンボンのおすすめは、ファンタジックな『夜のサーカス』。
魔法のサーカスを舞台にしためくるめく物語。世界30か国で刊行された、アメリカの若き女性作家による驚異のデビュー作をお届けします。
『夜のサーカス』
著者:エリン・モーゲンスターン/訳:宇佐川晶子
出版社:早川書房
世界中を移動する夜のサーカス。それは予告もなしにやってきて、白黒のテントがある日忽然と出現する。開くのは夜。秘密めいたカーテンの奥で、奇抜で魅惑的なショーが夜ごと繰り広げられる……。
サーカスのこと、お話するのはここまでにしときます。どんな出し物が見られるか少しでも知ってしまったら、きっとつまらないから。
若き天才魔術師・シーリアとマルコの宿命の対決の行方、ロマンティックな恋と呪縛を軸に、サーカスを巡る人々の運命が絡み合い、火花を散らします。
夜のサーカスの「朝時間」は、サーカスが終わりを告げる時。夢のあとのさびしさが漂います。本のお供には、サーカスの売店のお菓子にちなんで、キャラメルがけのりんごをどうぞ。
もうすぐハロウィンがやってきます。ハロウィンの夜はサーカスも特別に華やか。何かが起こりそうな予感がします。物語の扉を開けて、鮮やかなイメージの奔流とイリュージョンを堪能してください。
この本は、2011年にアメリカで出版されたばかりですが、すでに映画化も決定しているそうです。シーリア役は・・・、ナタリー・ポートマンがぴったりかも、なんて思っています。
Love, まっこリ〜ナ
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