今日のカフェボンボンは、『注文の多い料理店』。
宮沢賢治の名作童話を版画にした絵本です。
『注文の多い料理店』
文:宮沢賢治/画:佐藤国男
出版社:子どもの未来社
山猫博士が山猫の物語を絵にしたらこうなった!
この絵本を描いたのは、版画家の佐藤国男さん。宮沢賢治を題材とした版画を彫り続け、山猫博士と呼ばれています。
山奥の黒々とした木々に囲まれたレストラン「山猫軒」。“当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください”“注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえてください”店の中に入るとこんな意味深な文字。
イチイの木の木目を生かした力強い木版画が物語をどんどん後押しする。そういえばこの絵本、紙芝居のような雰囲気があります。
もし、小さい子が紙芝居でこの話を見たらこわいかなあ。なんでお店にだれもいないの、どーして体にクリームをぬるの?
やっぱり『注文の多い料理店』はかなりシュールなお話です。そこが好き。
Love, まっこリ〜ナ
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