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長々と書いてきましたフランス アルザス地方の記事ですが
こちらの郷土菓子編で最後になります。
こちらの絞り出しクッキーのようなものは
アルザス地方のマカロン!
一般的に知られているメレンゲで作られた丸いものではなく
アルザス地方で「マカロン」といえば、このココナッツが
たくさん入った絞り出しクッキーのようなものなのです。
プレーンのものだけでなくピスタチオやベリーが入ったものもあり
とてもカラフルで見ているだけでも楽しくなるのに
お店によっては焼きたてのあまい匂いが立ち込めていたり
こんなかわいいアルザスの民族衣装を着た女の子の缶に
入れて売られているところもありました。
ちなみにこの絵はHANSI(アンシ)というフランスの絵本作家によるものです。
こちらの茶色い物体はパンデピス(Pain d’Epices)
スパイス入りのパン?!ケーキです。
フランスのディジョンの銘菓なのですが、アルザス地方でもたくさんみかけ
このパンデピスの画像はマルシェで切って量り売りしているものなので
こんなにドカーーンと大きなものなのです(笑)
アルザス地方はドイツにも近いとあって
ドイツの伝統パン プレッツェル(Brezel)もたくさんみかけます*
なかでも驚いたのはドイツでも見たことがない(たまたまかもしれませんが)
プレッツェル生地で出来たサンドウィッチ!
バゲットではなくプレッツェル生地なので中がモチッとしていて
なんとも不思議な感じ。
なかなか食べ進めることが出来ないのが難点ですが
不思議な食感にいつのまにか魅了され、また食べたくなる味なのです。
こちらは朝食にも大活躍すること間違いなし!
ですが、ベルギーでは売っているところを見たことがなく・・・残念です。
こちらは「白いエクレア」
黒いエクレア(チョコ)、茶色いエクレア(カフェ)の横に
なんと白いエクレア発見!
表示には「バニラ」と書いてあり、食べてみると
バニラの味や香りが全然主張しない
とっても素朴な味のエクレアでした。
とにかく旅行先では、ベルギーで見たことのないもの
食べたことのないものを目撃した場合
「この地方のものだ!」と思い、3食のごはんに加え
ティータイム、おめざ、など言葉を変えて食べるのが
楽しみのひとつになっています。
日々の生活や毎日慣れ親しんだ土地の料理も良いですが、
たまの旅行ではその土地で培われてきたものをいただいて、
その土地で住んでいる人たちがなぜそれを食べるようになったのか
なぜその調理法になったのか・・・
などと考えるのも楽しいものです。
tomi