今日のカフェボンボンは、『ゆきのねこ』。
ファンタジックな心温まる絵本を冬の朝に。
森のはずれの小屋にひとりで暮らす女の子と、雪とともに空から降ってきた真っ白い猫の物語です。
『ゆきのねこ』
文と絵:ダイヤル・コー・カルサ/訳:あきの しょういちろう
出版社:童話館出版
ま冬に、森のはずれで、たったひとりのくらしを したことがありますか?
物語はこんな問いかけで始まります。雪が屋根のひさしまで積もり、軒先には水晶のようなつらら。柔らかい雪で地平線がすっぽりおおわれる。
私はそんな場所にひとりでいたことがありません。だから、冬の寒い日、外でこの絵本を読んでみたかった。一緒に暮らす大きな猫がほしいと願うエルシーの気持ちに、ほんの少しでも近づけるように。
雪は降っていませんでしたけど、きらきら輝く陽の光や池の水の揺らめきに、ゆきのねこの気配を感じました。
ひとりぼっちの時、さみしくてたまらない時、この本を手にとってみてください。ゆきのねこはいつもあなたのそばにいる。いろいろなものに姿を変えて、きっと。
Love, まっこリ〜ナ
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