おはようございます。美容ライターの神野はなです。
この連載では、内側からの美しさを引きだす『腸活』をテーマに、簡単に実践できる方法をご紹介しています。
紫外線によるお肌のトラブルを感じていませんか?

強い日差しが気になるこの季節、紫外線対策は万全ですか?
紫外線が強くなる夏は、シミ・シワ・たるみといった『肌老化』が進みやすい季節です。
しっかり日焼け止めを塗っていても、年々強くなっている日差しを完全に防ぐのは難しいですよね。
そんな中、近年注目を集めているのが、腸と皮膚の関係『腸皮膚相関』という考え方。
外側からのスキンケアだけでなく、肌の状態は腸内環境にも大きく左右されることが、近年の研究で明らかになってきています。
今回は、この『腸皮膚相関』に注目し、夏の肌ダメージを体の内側から防ぐ簡単な腸活についてご紹介します。
腸内環境と肌はつながっている

腸と皮膚はとても密接に関わっています。
腸内環境が乱れると、悪玉菌が増加し有害な物質が作り出されてしまいます。
それが血流を通じて全身に運ばれ、肌のターンオーバーを乱したり、炎症をひき起こしたりして、肌荒れ・ニキビ・くすみの原因になります。
逆に、腸内環境を整えると、肌のターンオーバーが促進されメラニンの排出もスムーズに。肌のトラブルや、肌老化を防ぐ効果も期待できます。
つまり腸と皮膚は密接につながっており、腸内の環境は皮膚の状態に大きく影響を与えます。
夏こそ『腸活』で肌のダメージ対策を

夏は冷たい飲み物のとりすぎや冷房による冷えにより、腸の動きが鈍くなりがちです。
さらに汗をかくことで体が水分不足になり、便秘になる方も多いです。
腸の働きが落ちてしまうと、肌にも悪影響が出やすくなってしまいます。
だからこそ、夏はUV対策やスキンケアだけでなく、体の内側から肌の不調を防ぐ腸ケアも大切です。

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肌トラブル対策には『発酵性食物繊維』

腸ケアを意識した肌のダメージ対策として、ぜひ注目してもらいたいのが『発酵性食物繊維』です。
腸内の善玉菌は『発酵性食物繊維』をエサとすることで増殖し、この過程で『短鎖脂肪酸』という成分が作り出されます。
『短鎖脂肪酸』は腸の粘膜を強化し、免疫力のアップやアレルギーの改善、美肌やアンチエイジングにも良い影響があると考えられています。
さまざまな健康効果が期待される『短鎖脂肪酸』について、その重要性が近年ますます注目されてきています。
『発酵性食物繊維』は穀物からとるのがコツ

『発酵性食物繊維』は、野菜・果物・海藻などにも含まれますが、毎日しっかりとるなら「穀物」からがおすすめです。
- 白米にもち麦や大麦をプラス
- パンやパスタを全粒粉に
- 小麦ブランのシリアルを朝食や間食に活用
日々の食事に、こんな工夫を取り入れてみてくださいね。
特に、小麦ブラン(小麦の表皮)には『発酵性食物繊維』がとても豊富。低糖質・低カロリーなので、ダイエット中にも嬉しいです。
とても手軽に取り入れられ、保存食として常備できるのも魅力ですよ。
まとめ

紫外線のダメージを受けやすい夏こそ、外側からのスキンケアに加えて、内側からの『腸ケア』が大切です。
なかでも『発酵性食物繊維』を意識してとることは、腸内環境を整え、肌のバリア機能やうるおいを守るためにも役立ちます。
穀物の食物繊維を上手に取り入れながら、無理なく腸のケアをしてみてください。
猛暑がまだまだ続きそうですが、内側から輝くようなお肌で、元気にこの夏を乗り切りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な一日をお過ごしください。

