おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ」:知っておきたい。日本と異なる「海外のマナー」
近頃は円安の影響で、海外の方が訪日されること(インバウンド)が増えてきましたね。
今回は、日本では当たり前のことでも、海外では異なるマナーについてご紹介します。「ここは日本なのだから」と割り切らず、海外の文化や考え方、マナーも尊重できるようになれるとよいですね!
(この記事でご紹介するのはその国や地域の一般的なマナーですが、地域により異なる場合もあります。また、時代やトレンドに合わせて変わる可能性があります)
欧米諸国のマナー
- 鼻はすすらない
主にヨーロッパでは、人前で鼻をすすると、周りの方に不快な印象を与えてしまいます。ハンカチやティッシュで拭いましょう。
- くしゃみのあとには一言添えよう
くしゃみをした人は “Excuse me.” と言います。すると周りの人は “Bless you!” と声をかけてくれるので、”Thank you.” とお礼を言いましょう。
“Bless you!” は、「お大事に」というニュアンスの言葉です。
- トイレはノックしない
用を足している人を急かしていると思われてしまうため、ノックはしません。
- 店員さんを呼ぶときは、手をあげて
レストランなどで大声を出すのは失礼になるため、そっと手をあげるか、テーブル担当のスタッフに声をかけましょう。
ただし、ドイツでは手をパーにしてあげることは、ナチス時代の敬礼を連想させるためタブーとされているようです。人差し指だけで手をあげましょう。
インドと中東のマナー
- 左手を使わない
インドや中東の国々では、左手は不浄とされているため、握手をするときや何かを渡すときは、左手ではなく、右手を使いましょう。
イスラム圏のマナー
- 肌の露出を控える
暑い国では薄着をしがちですが、肌の露出を控えた服装を選びましょう。
また、イスラム圏に限らず、寺院や遺跡、教会などの神聖な場所を訪れる際は、肌の露出を避けるようにしましょう。
タイのマナー
- 頭を撫でない
一部の地域では、頭の上は神聖な場所とされています。子どもなど人だけではなく、動物の頭も触らないように気をつけてくださいね。
韓国・台湾・ベトナム・マレーシア・インドのマナー
- トイレットペーパーは流さない
トイレの配水管が細く、流すことができない施設が多いため、韓国・台湾・ベトナム・マレーシア・インドなどでは、トイレットペーパーは流さずにゴミ箱に捨てるようです。
地域によっても異なるかもしれませんので、これらの国を訪問する前に調べておくと安心ですね。
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また、これはマナーではありませんが、公共交通機関での居眠りは、海外ではスリに遭う可能性があったりして大変危険です。
罰金を科される国もあるので、絶対に寝ないように気をつけましょう。
国が違えば作法も変わる!日本と異なる「世界のテーブルマナー」まとめ
日本では当たり前、と思われているマナーでも、国が違えばかなり変わります。
今回は、日本と海外で異なる「テーブルマナー」について、一緒に確認しましょう!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!