おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週1回お届けします。
【今週のテーマ】ご縁のあった方の健康を祈ろう
一年でもっとも暑さが厳しいと言われる「大暑(たいしょ)」の時期になりました。
「大暑」の期間は毎年変わりますが、今年 2022年は、7月23日(土)~8月6日(土)まで。
大暑の次は「立秋(りっしゅう)」となるため、夏の風物詩である「暑中見舞い」は、送るお相手の地域が梅雨明けしてから、大暑の時期が終わる頃までに、相手に届くように送るのがマナーです。
(ちなみに、残暑見舞いは、立秋から8月の終わりまでに送ります)
最近は、メールの普及にともない、暑中見舞いを出す方がめっきり少なくなりましたね。
暑中見舞いは江戸時代に始まり、郵便としては明治時代から大正時代に徐々に定着していったと言われています。
「毎日暑いですがお元気ですか?」と気遣う心を届け、「こちらも元気に過ごしていますよ」という様子をお知らせするためのものです。
日本には、暑中見舞いと、年始の年賀状、年に2回、ご縁のあった方を思い出す機会があります。
私たちは産まれてから今まで、たくさんのご縁があって、今にいたります。
もちろん苦手な相手がいたり、いやな経験もあったかもしれませんが、そこから学んだこともあったはず。
今の時期は、例え暑中見舞いを出さなくても、「あの方はお元気かな?」とご縁のあった方を思い出し、感謝の気持ちを込めて、健康を祈りましょう。
メールなどでよいので、ひとこと「暑中お見舞申し上げます。お元気ですか?」と連絡を取ってみるのもいいですね!
大暑の時期、ぜひご縁のあった人への感謝を意識して、過ごしてみてください!
※なお、結びの言葉でよく使う「ご自愛ください」には、「お体」をつけないように気をつけてくださいね!
Have a ごきげんday!
☆この連載は<毎週火曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!