おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ 「世界のテーブルマナー」
日本では当たり前、と思われているマナーでも、国が違えばかなり変わります。
今回は、日本と海外で異なる「テーブルマナー」について、一緒に確認しましょう!
お箸の置き方
- 日本:横向きに置く
- 韓国:箸とスプーンを縦向きに置く(箸が右側、スプーンが左側)
- 中国:食前・食中は縦向き、食後は横向きに置く
中国でお箸を横向きに置くと「食べ終えた」という意味になるようです。
お皿・器の扱い方
- 日本:大皿以外は、お皿や器を持ち上げて食事をする事が多い
- 中国:お茶碗のみ持ち上げる
- その他:お皿はテーブルに置いたまま、持ち上げない
食事の終わり方
- 日本・インド:残さず食べる
- 欧米:基本的に残さず食べる
- 韓国・中国:少しだけ残すのがマナー
日本では、作ってくれた人や食材に失礼のないよう、残さず食べるのがマナーですよね。
一方、韓国や中国では、お客様に十分な量の料理をお出しすることが良いとされているため、「十分いただきました」という気持ちを表すためにも「少し残す」のがマナーとされています。
食事中の音
- 日本:麺類は音を立てて食べてもよい
- 韓国:咀嚼音や、食器の音を立てるのは「おいしい」の意味
- 中国・台湾:麺類は音を立てずに食べる
- 欧米:メニューにかかわらず音を立てるのはNG
フォークとナイフの使い方
- ヨーロッパ:右手にナイフ、左手にフォークのまま
- アメリカ:ナイフを右手、フォークを左手に持って一口大にカットした後、ナイフを皿の右側に置き、フォークを右手に持ちかえる
心遣いが100%伝わる!気をつけたい「食後」のテーブルマナー2つ
まとめ
細かいマナーは国によってまだまだありますが、これだけ見ても、違いがあるのがわかりますね。
旅行者に目くじらを立てて「マナー違反だ!」と言われることはないかと思いますが、同じ「心遣い」や「感謝」を表す気持ちでも、その表現方法は様々だということを知っておくと、広い視点で物事をとらえられそうですね!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!