冬の間、食べ過ぎや運動不足が続いた影響で「体が重くなったかも…」と感じている方。春の新生活シーズンがスタートする前に、体をスッキリさせませんか?
今日は、ダイエットインストラクター岩瀬結暉さんの連載記事の中から、「糖質制限ダイエット」のヒントをご紹介します。
糖質を摂るとなぜ太るの?
糖質を摂るとなぜ太りやすくなってしまうのでしょうか?岩瀬さんによると、糖質は「血糖値」と大きく関係しているそうです。
血糖値とは血液内の糖の濃度のこと。糖質と血糖値は体の中で次のように作用していると言います。
【1】糖質を含む食事を摂る→一時的に血液の中に糖が増えて血糖値が上がる
【2】血糖値が上がる→インスリンというホルモンが分泌され糖を回収する
【3】糖が回収される→血糖値が下がり、空腹を感じる
血糖値が上がることで分泌されるインスリンは、糖を体脂肪に蓄えるホルモンでもあるのだとか。そのため糖質が多い食事だと太りやすくなってしまうそうです。
つまり、太りにくい体を目指すならば、血糖値の上昇・降下をゆるやかにする食事が大切!血糖値が上がりにくいと、空腹を感じにくく、体脂肪を蓄えにくい状態になるそうですよ。
糖質の少ない食材を選ぶことで、血糖値の上昇を防げられて、ダイエットにつながる…。糖質制限をするなら、まずこのしくみを理解しておきましょう♪
(参考:「糖質」を摂ると太るのはなぜ?意外と知らないダイエットの基本!)
糖質制限ダイエットのコツ
糖質を摂ると体内の「糖質の貯蔵庫」である「血液」「筋肉」「肝臓」にそれぞれ運ばれていくのだそう。
エネルギーとして糖質が使われていきますが、貯められる量にはそれぞれ限度があると言います。全ての貯蔵庫を回っても入りきらない糖質量の場合、残った全てが体脂肪になってしまうそうです…!
では、体の中にある3つの糖質の貯蔵庫が一杯になった場合、どのくらいで空になるのでしょうか?
蓄えられる量や消費カロリーなどにより個人差はありますが、1日の糖質量を100g以下にして、脂質が少なめ&タンパク質と野菜多めの食事に切り替えると、運動量の少ない人でも2日ほどで体内の糖質はリセットされるそうです。
貯蔵庫を一杯にし過ぎないように、普段から気をつけたいものですね。いつも空きがあるようなら、多少食べ過ぎても体脂肪にはなりにくいそうですよ。
(参考:何日で痩せ始めるの?「糖質制限ダイエット」の仕組み)
お手軽!グルテンフリーの取り入れ方
糖質の仕組みについて理解した後は、少しアレンジして「グルテンフリー」の食事を取り入れてみましょう。
岩瀬さんによると、グルテンフリーは小麦に含まれている穀物のタンパク質の主成分である「グルテン」を摂取しない食事法だそう。グルテンは消化されにくいため、食べすぎると体の不調につながりやすいんですって。
グルテンフリーの一歩目としては、糖質を多く含むパン・麺類(蕎麦も十割蕎麦以外は小麦が入っています)などの主食から控えてみると◎慣れてきたら、パン粉やとろみをつける小麦もセーブしていくのがおすすめだと言います。
グルテンフリーの生活を続けると、人によっては体質や肌質の改善が期待できるとのこと!
無理なくまずは1~2週間ほど挑戦してみて、体調や体型の変化を観察してみてくださいね。
(参考:小麦をやめたら痩せますか?「グルテンフリー」とダイエットの関係)
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「糖質制限ダイエット」のヒントをご紹介しました。
糖質をきちんと理解しておくと、ダイエットのモチベーションが上がるだけではなく、生活習慣病の予防にもつながりますよ。
普段どのくらい糖質を摂っているか、一度振り返ってみませんか。