おはようございます!ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回は「腕が上がりにくくなった」と感じたときに取り入れたいキッチンでできるストレッチ。
日常生活のほとんどの時間、腕は肩から下に垂らした姿勢を取りがちですよね。では、腕を上げる機会が少ない生活をしていると、どうなるのでしょうか?
腕を下して過ごす時間が長いと……
肩まわりの筋肉が凝り固まったり、肩関節(けんかんせつ)の可動域が狭くなったりして、ますます腕を上げにくくなることが考えられます。
ここでは、キッチンにいるときのちょっとしたすきま時間を有効に使ってできる、肩まわりのストレッチのやり方をご紹介。
※ 火を使っているときや、火の近くではおこなわないこと。
壁を補助に使って、気持ちよく体を動かしていきましょう!
壁を使った「肩まわり」のストレッチのやり方
1)壁の正面からやや離れた位置に立ちます。腕は、肩の高さを目安に前方に伸ばし、両手を壁につきましょう。脚は、腰幅よりも広げて姿勢を整えます。
2)【息を吐きながら】上体を前に倒します。股関節からパタッと前屈するイメージで、上体を床と水平にしましょう。
3)もう一度【息を吐きながら】上体をグーッと沈ませます。両腕のあいだに頭を通しながら上体を深く倒し、背中が滑らかにカーブした姿勢をキープ。
手は壁を強く押し続け、滑って姿勢を崩さないように気をつけましょう! <回数:呼吸を5回>
4)余裕がある場合、左肩を内側に入れ込むようにして上体を右に傾けます。手やお尻、脚の位置・向きは変えずに5呼吸! 反対側も同様におこないましょう。
注意点
- ストレッチの最中は、手のつけ根部分で強く壁を押して、姿勢を安定させましょう。
- 肩甲骨のあたりを上から軽く押されているかのように上体を倒したら、ゆったりとした呼吸を繰り返してリラックス!
- キッチン以外の場所でも壁があればできるストレッチなので、1日3セットを目安におこなってみてくださいね。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!