これで解決!?早寝早起きできない3つの原因と対策

 

「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪

第4回:早起きに欠かせない!早寝できる夜の過ごし方(後編)

目ざまし時計

おはようございます!朝活手帳作者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。

この連載では、ほっとした時間や大好きな時間、心地よい時間をもっと増やしたい!と思いながらも

「忙しくて自分の時間がなかなかとれない」

「毎日バタバタしてぐったりしてしまう」

「突然できた自由時間を持て余してしまう」

…といったように、時間の使い方に悩む方に向けて、忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方を紹介します。

前回の記事では、早寝できない理由を大きく3つ紹介しました。後編の今回は、それぞれの解決策について解説します。

前回のおさらい

前回は、早寝ができない理由として、大きく次の3つを紹介しました。

1) 仕事や家事が終わらなくて早寝できない

2) 家族の都合(家族が夜型、塾の送迎など)で早寝できない

3) ついダラダラしてしまって早寝できない

解決したい問題が分かれば、あとはそれをどうするか考えるだけです。

【1】仕事や家事が終わらなくて早寝できない!を解決するヒント

仕事中

仕事は終わらせるべき、家事を夜しなきゃ、の思い込みを取り払う

仕事をきっちり終わらせないと気持ち悪い、仕事で疲れて帰るのに家でも家事をしなきゃいけない…そんな場合は、「仕事はその日のうちに終わらせるべきだ」「全部家事を終わらせないと」の思い込みがあるかもしれません。

夜はフル回転した脳が疲れています。疲れた状態で仕事や家事をして見落として二度手間になるくらいなら、朝スッキリした状態のほうが早く終わるかもしれませんよね。

いい意味で諦めでサッサと寝るのも手です。

仕事は自分から締め切りを宣言してコントロール!

なかなか自分の意志でコントロールできないことは、相手次第で自分の時間が左右してしまう状態をどれだけ減らすかがカギです。

これは、自分から締め切りを宣言することである程度コントロールできます。

実は、ルールは「作ったもの勝ち」な面があります。自分から率先してルールを作り、それに自然と従ってもらえるようにすれば、時間が読めないストレスを減らす工夫も少しずつできるようになります。

ルールを決める立場でない人でも大丈夫。仕事を依頼されたら「いつまでにすればいいですか?」と聞くのではなく、「○日までにやりますね」と宣言してこっちの土俵に時間を持ってきてしまいましょう。

【2】家族の都合(家族が夜型、塾の送迎など)で早寝できない!を解決するには?

時期的なものと割り切る

子どもが小さいうちに、なかなか時間が取れずに焦るという悩みを良く聞きます。

今時間が取れないと、その時間が永遠に続くと思ってしまいますよね。でも、個人差はありますが、子どもが小さいときの夜泣きや、寝かしつけに時間がかかる時間は永遠には続きません。「必ず終わる」と焦らず割り切るのもひとつの手です。

私も、子育てで睡眠時間が細切れになりがちな時期は、「ゼッタイに朝4時に起きよう」などと起床時間をしっかり決めるのをあきらめ、自分が機嫌よく、日中眠くならずに過ごせる時間である「7時間睡眠」をゴールにしようと割り切りました。

その上で、起床時間、睡眠時間のパターンを3パターンに設定することで、快適な早寝早起き生活を確立することができました。どうしても7時間睡眠ができなかった場合は、14時くらいに眠くなると分かっているので、昼寝をするか、ランチを少なめにして眠くなるのを防ぐ工夫ができるようになりました。

※睡眠時間のパターンわけは「朝活松竹梅」として以前インタビューに答えていますので参考になさってください。

朝のダラダラを止めるには?朝活のプロ 池田千恵さんへの「15の質問」

子どもの塾やクラブ活動についても同様です。今この瞬間、子どもを見守ることが人生の優先度が高いと気付き、見守ろう!と決めれば、思いわずらうことなく割り切って集中できます。

家族の願いと自分の願いを同化しない

夜の時間が取れなかったり、早く寝たいのに眠れなかったりする場合、自分の心からの願いと家族の願いが同化してしまいがちだと考えています。

例えば、残業で夜遅いパートナーが家に帰って食事をするからと、本当は先にサッサと寝たいのに待っていませんか?

その結果睡眠不足になったり、リベンジ夜ふかしをしてしまう場合は、起きていたい(Want)のではなく、仕方なく起きている(Have to)可能性もあります。

夜、全然帰ってこない家族にイライラした状態より、朝、自分の時間を作ってからご機嫌な状態で話したほうが建設的な話ができるかもしれません。

「お先に寝ます!」「ごはんは温めてね」に罪悪感を持つ必要はありません。それで自分の機嫌が安定するならそれでもOK!と割り切ってみてはいかがでしょうか。

【3】ついダラダラしてしまって早寝できない!を解決するには

ふせん

後回しのモヤモヤはどれか?を見極める

忙しいのにダラダラしてしまう理由の多くは、後回しにしていることに対するモヤモヤにあります。

明日以降のこんなことにモヤモヤしていませんか?

  • 資料を作りたくない
  • 会議に出るのが嫌
  • 勉強したくない
  • あの人に会いたくない
  • できない現実を突きつけられるのが嫌
  • 手順を調べるのがめんどうくさい

この場合、後回しにしたいと思う原因をを探り、それを解消することがカギとなります。

やりたくなくてもやらなきゃいけないものはサッサとスケジュール化する

自分が何にモヤモヤしているかを見つけたら、やめてもいいものはやめて、どうしてもやらなきゃいけないことはサッサとスケジュール化していきましょう。

どうせやらなきゃいけないなら、何月何日にやる!と予定化してしまえばいいだけの話です。

予定にすればあとはやるだけ!なのでスッキリとした気持ちで、思う存分ダラダラできるようになりますよ。

***

以上、3つの原因と解決策を紹介しました。

全部やろうと思うと大変なので、気になったところ、取りかかれそうなところから始めてOKです。この方法でリベンジ夜ふかしからサヨナラしていきましょう!応援しています。

☆本連載は毎月1日・2日の公開です。

☆前編「『リベンジ夜ふかし』してない?早寝早起きできる夜の過ごし方」 >> https://asajikan.jp/article/234761

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方

Written by

池田千恵

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。

外食企業、外資系企業を経て現職。経営戦略としての朝時間活用の仕組みを構築しているほか、個人に向けては会社員のまま成果を出しつつ自分だけの商品を作り、本業以外にも収入経路を持つ方法を朝活で学ぶコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳( https://asajikan.jp/article/212337 )」など著書多数。

連載記事一覧

今日の朝の人気ランキング