「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を紹介します♪
【新連載】第1回:忙しくてもできる!自分時間のつくり方(後編)
おはようございます!株式会社 朝6時 代表、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。
この連載では、ほっとした時間や大好きな時間、心地よい時間をもっと増やしたい!と思いながらも、「忙しくて自分の時間がなかなかとれない」「毎日バタバタしてぐったりしてしまう」「突然できた自由時間を持て余してしまう」…といったように、時間の使い方に悩む方に向けて、忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方を紹介します。
前回は「自分時間を大切にすること」について解説しました。後編の今回は、朝の始まりにデジタルデトックスをするのが良い本当の理由について解説します。
いつでもどこでもつながると…自分の考えが迷子になりがち
「デジタルデトックス」
という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。一定期間、ネット環境、デジタルデバイスにつながらないことで、ストレスが軽減すると言われています。
今はいつでもどこでもオンラインで繋がることができます。考えを受発信する敷居は低くなり、一人きりで過ごす休日や寂しい夜などに触れ合いを感じることができるのは素晴らしいことです。
でも、だからこそこれからは、「いかに繋がるか」より「いかに繋がらないか」を考える必要がある気がしています。
情報が多すぎると、自分で考える機会がどんどん奪われてしまいます。
例えば、社会的ニュースになった事件や出来事について、自分がどう感じるか、どう思ったかを考える前に、影響力がある人の意見を聞いてしまうと、なんとなく自分もその意見に賛成している気になった…という経験ありませんか?
「あれ?この考えってホントに自分のもの?誰かが言ってたから?どっちだっけ?」
…そう、情報が多すぎるとどっちがどっちだか混乱しちゃうんですよね。
この、「自分の考えか、他の誰かの考えか」問題は、自分の時間を取れるかどうかと大いに関係があります。
なぜなら、「私がこうしたい」のか、「周りがそのほうがいいと思っているからこうしたい」のかを厳密に区別できるようになると、相手のために時間を使って、自分の時間はゼロ….といった状態を回避できるからです。
自分の気持ちに正直になるには「朝」が最適
ニュースに限らず、自分の気持ちより周りの意見のほうを大切にしていると、例えば日常生活ではこんなことが起きます。
- 本当は前髪パッツンの髪型にあこがれているけど、髪質や顔の形からして似合わないだろうな…と諦めている
- カラー診断の結果、好きな色であるブルーが似合わないと分かったから、似合うと言われたイエロー系の洋服を着ている
などといったように、心の声と実際の行動がちぐはぐになってしまうのです。
心の声と実際の行動がちぐはぐのまま生きていると、相手主体で時間を使うことが自分の意見だと勘違いしてしまいます。
前編の記事でも述べましたが、忙しい中でも自分の時間を作るための大きなポイントは「自分の時間が先、相手の時間が後」です。
「この歳で、この経歴でこれをするのはおかしい、変だ」
といった周りの声にかき消されず、自分の感覚を育てていくためにも、一日の始まりで、脳がクリアな時間である「朝」こそ、自分の「したい!」に正直になってみませんか?
朝起たら、まずスマホをみるのではなく、自由にしたいことをしてみましょう。
人の目や常識にとらわれにくい、一日の始まりのリラックスした時間帯である朝に、自然に自分の気持ちと向き合ったあとで、ネット情報に触れてみましょう。
朝一番にネットニュースをみたあとスタートするよりも、新たな発見があるはずですよ。
朝いちばんの気持ちは、その日一日を左右します。
「みんながこう思っている」から離れるためにも、朝の15分だけでもデジタルデトックスを習慣にし、「私はこれが好き!」を大切にするだけで、一日が、そして人生が素晴らしいものになります。
朝はスマホを触る前に、自分の「したい!」や正直な気持ちと向き合うことを、一緒に習慣化していきましょう!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編「他の誰かを優先してない?朝こそ「自分時間」を大切にしよう!」 >> https://asajikan.jp/article/228802