「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第12回:手帳とノート、どう使い分ければスムーズに回りだす?(後編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
前回の記事(もう迷わない!「手帳」と「ノート」の2冊を持つべき理由とは)では、手帳とノートの2冊を使い分けて、思考の拡散(広げる)→収束(まとめる)をセットで行うことを提案しました。
後編の記事では、具体的にどのように使い分けをしていくかについて解説します。
「広げる」→「まとめる」をモーニングルーティン化しよう
私の場合、思考を「広げる」→「まとめる」を1セットとして、次のような内容をモーニングルーティンにしています。
<毎日の習慣>
- モーニングページで思考のモヤモヤやタスクや願望などを全て出し切る(ノートに広げる)
- その後朝活手帳で具体的にタスク化する(手帳にまとめる)
※思考のモヤモヤがなく、朝からどんどんすべきことを進めていきたいときは、モーニングページに出し切る作業を省略する場合もあります
<3ヶ月〜半年に1度の習慣>
- モーニングページで思考のモヤモヤを全て出し切る(ノートに広げる)
- 向こう3ヶ月〜半年くらいまでをイメージして、将来「こうなったらいいなあ!」をマインドマップにして項目出しする(ノートに広げる)
- その後朝活手帳で具体的にタスク化する(手帳にまとめる)
「モーニングページ」とは、ジュリア・キャメロン著『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(サンマーク出版)で紹介されている手法で、「朝の時間に1日3ページだけ、頭の中の思い浮かんだ言葉をそのままノートに書く」というものです。
また、マインドマップとはイギリスの著述家、トニー・ブザン氏が提唱する思考整理の方法です。下の写真のように中心にキーワードやイメージを置き、そこから放射状にキーワードやイメージを広げ、繋げていきます。
モーニングページとマインドマップの詳しい使い方については、“モヤモヤしたらコレ!「朝ノート」で頭の準備運動をする方法” でも詳しく解説していますので、よかったら読んでみてくださいね。
手帳の月間ページと週間ページ、どう使い分ける?
ここまでは
- ノートには「広げる」機能
- 手帳には「まとめる」機能
があり、2冊同時に使って「広げる」→「まとめる」をセットで行うことでクリエイティブなアイデアを生み出せるようになることを説明しました。
もうひとつ、手帳に関してよく聞かれる質問に「手帳のマンスリーページとウィークリーページはどう使い分ける?」というものがあります。
マンスリーページとは、月の予定が一覧で見えるページ、ウィークリーページは1週間の予定が一覧で見えるページです。「朝活手帳」を例に挙げると、こちらがマンスリーページ↓
そしてこちらがウィークリーページです↓
これらのページは、次のように使い分けをするとシンプルかつスムーズです。
- マンスリー→相手がいる予定を書く(何時に誰と会う、など)
- ウィークリー→自分との予定を書く(何時に誰と会うための資料準備、など)
もちろん、ライフスタイルや仕事の内容により、自分にあう使い分け方にアレンジしてもOKですが、このように最初からルール化しておけば使い分けに迷いませんし、同期の手間も省けますよ。
ノートと手帳、それぞれが持つ力を理解し、その力を最大限に活かすことで、どんどん夢を現実化していきましょう!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編 「もう迷わない!「手帳」と「ノート」の2冊を持つべき理由とは」 >> https://asajikan.jp/article/192650