おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
前回の記事でご紹介した「ほうれん草とベーコンのピラフ」(https://asajikan.jp/article/176713) はいかがでしたか?炊飯器に入れるだけの簡単レシピで、お弁当やおにぎりにもぴったりなので、ぜひお試しくださいね。
今日は、電子レンジを使って簡単にできる「イライラ解消」に効くサラダをご紹介します。
なんだかイライラしたら…香りのあるものを食べよう
「師走」は、やるべきこともイベントも多く、忙しさにも拍車のかかる時期。ばたばたしているとついつい食事をおろそかにしたりして、気持ちも落ち着かずにイライラしがち。
中医学では、イライラは「気の巡りが悪い」状態。私たちの体は絶えず「気」(エネルギーのようなもの)が巡っています。気はイライラによってどんどん上へと登るもの。なので人が怒りを覚えるときは「頭にくる!」などという言葉があります。
そんな「気」を、上にのぼるばかりでなく、気持ちよく全身を巡るように調整するのが「香り」の力です。
皆さんは、アロマオイルなどの香りをかいで、ほっと体がほぐれ、リラックスしたことがあること…ありませんか?それと同じことが食べ物にも言えるのです。
香りのある食べ物とは?
気の流れをよくする、香りのある食べ物は、主に以下のものです。
そば、大葉、柑橘類(みかん、ゆず、すだち、グレープフルーツ、オレンジ など)、ハーブ類(オレガノ、タイム、バジル、カモミール、ラベンダー など)
身近な野菜なら、玉ねぎやピーマン。飲料なら、ジャスミン茶がおすすめです。
今日は、そんな玉ねぎをたっぷりと使った、パンにもごはんに合う「温しゃぶサラダ」をご紹介します!
レンジで完成!年末のイライラを和らげる「豚と玉ねぎの温しゃぶサラダ」
材料(2人分)
- 豚バラしゃぶしゃぶ肉 80g
- 玉ねぎ 1/2個
- (A)ポン酢 大さじ2
- (A)ゆずこしょう 小さじ1/3~小さじ1/2
- (B)酒、みりん 各大さじ1/2
- 万能ねぎ(小口切り)、スプラウト 各適量
作り方
1) 玉ねぎは薄切りにする。豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。玉ねぎはさっと水にさらして水気を切る。(A)を合わせる。
2) 耐熱の皿に玉ねぎをしき、上に豚バラ肉を覆うようにのせる。(B)をまわしかけてふんわりラップをし、600Wのレンジで4分加熱する。水分が多く出ていたら軽く切り、万能ねぎ、スプラウトをトッピングし、(A)をかけて食べる。
ポイント
- 豚肉は、火が通りやすく馴染みの良いしゃぶしゃぶ肉を使用してください
- 酒とみりんを振ることで、肉の臭みをおさえ、玉ねぎの甘さを引き立てることができます
- ゆずこしょうの量はお好みの辛さに調整してください
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。