今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、冬の夕暮れどきに読みたい本を。
もう日が傾いて夕闇がやってくる。冷たい風も吹いてくる。澄んだ空も夕焼け雲も美しいけれど、それでもやっぱり心細い冬の夕方です。
そんなとき、早くおうちに帰りたくなる2冊をセレクトしました。冬の情景を思い浮かべながら読みたい本をぜひどうぞ。
冬景色の子どもたち。
画家のいわさきちひろが描いた冬の情景を集めた画集。冬景色の中にはいつも、ちひろの愛した子どもたちや動物たちがいます。降りしきる雪を小さな子どもが見つめています。まばたきもせず、ほおやまつげ、手袋に雪を受けて。
クリスマス、お正月、冬の物語などのテーマに沿って約80点の作品を収録。懐かしく優しい絵に、そっとぬくもりを感じてください。
『ちひろ 冬の画集』
著者:いわさきちひろ/編:ちひろ美術館
出版社:講談社
お母さんの帰りを待って。
冬の夕方の情景を目の覚めるような絵で描いた心温まる絵本です。詩人の谷川俊太郎さんが訳しました。お母さんの帰りが待ち遠しい小さな女の子。お留守番をしながら、くもった窓に指で絵を描いて遊んでいます。
色鮮やかな夕方の街並みは、毛糸のように暖かい質感です。愛しい人が待つ家に早く帰ろう。心にほのぼのとした温かさが広がります。
『ふゆのゆうがた』
文:ホルヘ・ルハン/絵:マンダナ・サダト/訳:谷川俊太郎
出版社:講談社
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『ちひろ 冬の画集』
*『ふゆのゆうがた』
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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