今日のカフェボンボンは、『ふゆのゆうがた』。
冬の夕方の情景を詩的な言葉と目の覚めるような絵で描いた心温まる絵本です。
『ふゆのゆうがた』
文:ホルヘ・ルハン/絵:マンダナ・サダト/訳:谷川俊太郎
出版社:講談社
赤いほっぺたの小さな女の子。お母さんの帰りを待ちながら、くもった窓に指で遊んでいます。女の子が描いたのはお月さま。その絵の中に見えたのは……?
赤や紫やオレンジで描かれた夕方の街並みは、毛糸のように暖かい質感です。素敵な詩を書いたのは、アルゼンチン生まれの作家ホルヘ・ルハンさん。詩人の谷川俊太郎さんが訳しました。
冬の夕方って、なんだか人恋しい。外は寒くて暗くなるのが早いから、ひとりでいるのはさみしいから。誰かと会えたらすごく嬉しい。赤く染まったほおと同じように気持ちもぽっと明るくなる。
少しずつ日がのびたけれど、まだまだ冬の夕暮れ時。いまの時期にぴったりのこの本でぬくもりに包まれてください。
本のお供には、バタービスケットとミルクティーをいかがですか。紅茶の湯気で窓ガラスがくもったら、指で絵を描いてみてください。
Love, まっこリ〜ナ
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