今日のカフェボンボンは、『ちひろ 冬の画集』。
画家のいわさきちひろが描いた冬の情景を集めた画集です。懐かしくあたたかい絵に、そっとぬくもりを感じてください。
『ちひろ 冬の画集』
著者:いわさきちひろ/編:ちひろ美術館
出版社:講談社
雪が大好きだったといういわさきちひろは、たくさんの冬の絵を描きました。冬景色の中にはいつも、ちひろの愛した子どもたちや動物たちがいます。
降りしきる雪を小さな子どもが見つめています。まばたきもせず、ほおやまつげ、手袋に雪を受けて。
スキーやスケートをして遊ぶ元気いっぱいの子どもたち。ストーブのそばに寝そべって本を読む少年。クリスマスの贈り物に顔を輝かす女の子。リボンに指をかけ「開けてもいいの?」と問いた気です。
子どもたちの黒くうるんだ夢見る瞳はどこを見つめているのでしょう。
ちひろの「朝時間」は、クリスマスを思う少女。人形やぬいぐるみ、サンタさんの赤い帽子……。女の子の心はクリスマスへの憧れでいっぱいです。
クリスマス、お正月、冬の物語などのテーマに沿って、約80点の作品を収録しています。お正月の情景もお楽しみください。子どもたちが羽根つきやかるたで遊んだ遠い昔の思い出です。
Love, まっこリ〜ナ