京都旅行は早起きで楽しさ100倍!|安澤桂さんの朝美人インタビュー

 

自分らしく心地よく朝時間を楽しんでいる方にお話をきく朝美人インタビュー。

今回は、朝時間.jpのイベントに参加していただいた時に、旅行先での朝の楽しみ方をたっぷり語ってくださった安澤桂さんに、「京都の朝」「旅の朝」の魅力についてたっぷり教えていただきました。

File129 安澤桂さん(サービス企画

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プロフィール

大学卒業後、都内の実家からIT企業に勤務。趣味は寺社巡りと読書。お寺検定、仏像検定を取得するほどお寺好き。旅行で訪れた京都で出逢ったお寺の朝の景色が忘れられず、日常生活の中でも天気の良い日は早朝から開門しているお寺を散策したり、坐禅をしたり。忙しい毎日のリフレッシュにつながっている。京都へは年3~4回は訪れて、その都度、新しい京都の朝ごはん(モーニング)を開拓することを楽しみにしている。


普段の朝の過ごし方を教えてください。

普段は7時頃起床してそのまま出勤ですが、天気の良い日は朝1時間早く起きて、近くの寺社に出かけて行って散策することもあります。桜や藤など季節の花々は見ごろが一瞬で、土日まで待っていては散ってしまうこともしばしば。

小さいお寺でも、境内が整備されてお花がきれいに手入れされている所も多く、なおかつ人もいなくて絶景を独占できることから、「天気がいいぞ!今日こそ見ごろだ!」という日は、早朝を活用しています。

春から夏にかけては主に花見を、秋から冬の空気が澄んだ朝は富士山を楽しんでいます。

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休日は、少し遠出をしなくては見に行けない花見所へでかけたりもします。

昨年は朝7時~9時ごろ見ごろを迎えるという「蓮」を観るため、始発で出かけました。蓮は9時過ぎには閉じてしまうので、まさに朝見るべき花です。

花見や景色を楽しむことはひとりの趣味ですが、土日の朝は読書会に参加したり、人との交流を楽しんでいます。


旅先でも朝時間を楽しまれている安澤さん。旅先での朝時間の魅力は?また、楽しむために工夫していることは?

もともと、京都へは寺社が好きということもあり、年数回訪れていました。

その中でも早朝を楽しむようになったのは、「宇治の平等院は、日の出の時が一番美しい」という一文で始まる白洲正子氏のエッセイ。朝日山を山号に持つ平等院鳳凰堂に朝日がさす一瞬に、浄土の世界を垣間見たというお話なのですが、その景色が見たい!と思ったことが最初です。

残念ながら、平等院の開門は朝9時頃なので、今となってはこの景色を見ることはできませんが、あの有名な清水寺は朝6時には開門とのこと。京都屈指の人気スポットである清水は日中は大混雑ですが、早朝のお寺は観光客はほぼ皆無。東山を背に立つ清水寺の山門も、まさに朝日がご来光のように背後からさし、思い描いていた「平等院のあけぼの」と重なる光景でした。

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朝日がのぼり切るのはほんの一瞬。その一瞬を逃さないためにも、日の出の時間や現地までの交通手段は必ずチェックしています。


京都の旅での朝のおすすめスポット、風景を教えてください。

比較的訪れやすいということから、清水寺から高台寺側へぬける参道がおすすめです。日中は人が多くて、写真を撮影しても必ず人が写りこんでしまいますが、朝7時ごろであれば、人はほぼいません。結婚式用の花嫁さんたちの撮影に出くわすこともちらほら。朝6時からの清水寺に訪れた後は、この参道を抜け、ゆっくりと澄んだ空気を味わいながら、朝7時から開店している前田珈琲高台寺店のモーニングを終着点に歩く。それだけでも、朝を贅沢に過ごせた気持ちになれます。

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もうひとつは、銀閣寺から南禅寺へ抜ける哲学の道の散策。途中にある法然院は朝6時には開門しています。椿で有名なお寺なのですが、朝6時ごろ訪れた際、お寺の方が散策されている方の写真にきれいに映るようにと、あえて落ちた椿を集め茅葺屋根の山門前に散らしてくれる、という心意気をしてくれていました。京都の美しい景色は小さな心遣いによって、世界へ知れ渡る名所となったのだな感じることができる朝でした。


京都の朝食のお店で、お気に入りのお店を教えてください。

京都旅行の目的は京都の朝食(モーニング)といっても過言ではありません。ホテルは朝食はつけず、訪れる先に応じて、朝食どころを選んでいます。その中でも、好きなお店を3つご紹介します。

烏丸御池の「fukumimi(フクミミ)」のパンケーキセット

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京町家の中で食べられるパンケーキとアサイーボウルがセットになったモーニング。しかも、グリーンスムージ付き。パンケーキは食べ放題で何枚でも食べられるほど軽い。アサイーやグリーンスムージーなど、体に良い朝食なので、旅の最終日など、胃腸がつかれているときにおすすめです。

◆fukumimi
〒604-8201 京都市中京区姉小路衣棚西入ル長浜町143-3
TEL:075-252-2933
http://fukumimi-kyoto.com/

宮川町にある「cafe ろじうさぎ」の和朝食

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京町家内で食べるやさしい和朝食のお店。

丁寧にお料理してくれるため30分~1時間くらい出てくるのに時間がかかりますが、お庭をぼーっと眺めたり、京都に関する本がびっしり並ぶ本棚の中から本を選び、今日はどこに行こうかな、と考えているとあっという間。かす汁など、建仁寺の境内を早朝散策した後、冷え切った体を温めるのに嬉しいお料理が並びます。

◆cafe ろじうさぎ
〒605-0808 京都市東山区下柳町176
TEL:075-551-6463
http://ameblo.jp/cafe-rojiusagi

四条大宮、フルーツパーラー「ヤオイソ」のフルーツサンド

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フルーツとクリームたっぷりのフルーツサンドとミックスジュースを朝から食べられるお店。マンゴーなどの季節フルーツを使ったフルーツサンドや、定番メニューのスペシャルサンドなど、メニューの多さには朝からテンションマックスまで上がります。

フルーツパーラーのある四条大宮からは嵐山へはそのまま嵐電に乗っていけるので、嵐山に出かけようと思っている朝におすすめです。

◆ヤオイソ 四条大宮店(本店)
〒 京都市下京区四条大宮東入ル立中町488
TEL:075-841-0353

安澤さんの朝時間を楽しむ、三種の神器を教えてください。

本、ガイドブック

旅の朝を楽しむ本はチェックしています。著者が眺める景色、その視点を知ることで、同じ場所であっても旅の朝がまた、別の景色を見せてくれます。

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(写真)
・平等院の朝の美しさを知るには「私の古寺巡礼」内の「平等院のあけぼの」
・京都の朝のおすすめは「京都早起き案内」
・季節の楽しみを見つけるには「日々の歳時記」
・旅行中の朝食の楽しみ方を知るには「世界ぐるっと朝食紀行」

スマホ

天気予報のチェック、交通事情のチェックは欠かしません。前日の夜、朝に晴れマークがついていたらテンションが上がります。朝は交通の便数が少ない可能性が高いので、きちんと調べてから出かけるようにしています。

ミラーレスカメラ

スマホでもある程度の写真は撮れますが、朝日や朝露の反射をとらえるのには、カメラの方がおすすめです。


 

朝美人のある一日の過ごし方

安澤桂さん(サービス企画)

朝、お寺散歩する時のスケジュール

6:00
起床、肩甲骨ストレッチ、身支度
6:30
朝ごはん
7:00
出勤、途中下車しお寺散歩
9:30
勤務開始
13:00
仕事・友人とランチ
21:00
仕事から帰宅
21:30
夕食、片付け
22:30
お風呂タイム
23:30
読書
24:30
就寝

旅行先でも朝時間を楽しまれている安澤桂さん。 早起きすることで旅先の知られざる一面にも出会うことができるんですね。絶景スポットを独り占めなんて贅沢でステキです♪朝日がのぼる時間を調べたり、交通手段のチェックなど、朝ならではの確認事項に要注意ですね。
※お店の情報は訪問時のものです、詳細は各店舗のHPなどでご確認ください。(編集部より)
 

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