5月23日:今日は「乳酸菌の日」
ヨーグルトやチーズに存在し、腸のはたらきをよくしてくれることで知られている「乳酸菌」。でも、腸にいい菌はほかにもあり、乳酸菌にどんな特徴があるのかは、意外と知られていないようです。
そこで今日は、乳酸菌の効果や、効果的に腸に届ける方法を探ってみました。
乳酸菌は約40℃で、果物や野菜と摂るとベスト!
『乳酸菌』はチーズやヨーグルトに存在していることで有名ですが、味噌やキムチ・ぬか漬け・塩麹にも多く存在しています。
なかでも、味噌やぬか漬けの乳酸菌は胃酸に強く、生きたまま腸まで届くのだとか。意外なことに、キムチにはヨーグルトと同じくらいの乳酸菌が含まれているそうですよ。
その『乳酸菌』とは、腸内でビフィズス菌が生息しやすい環境をつくり、サポートしている菌。
今、注目されている”腸内フローラ”の善玉菌の1つで、主なはたらきは、腸内環境をととのえて便通をよくしたり、腸の粘膜をコーティングして病原菌をブロックしてくれること。最近は免疫力をあげる効果も注目されているようです。
乳酸菌とビフィズス菌は、どちらも腸内環境を整えることから、”同じはたらき”と思われがちですが、乳酸菌は糖を分解して乳酸を作る菌。一方、ビフィズス菌は、乳酸菌のほかに酢酸を作る菌と、それぞれのはたらきには違いが。
また、酸素があっても生きていける乳酸菌に対し、ビフィズス菌は酸素がある自然界では生きていけない、性質の違いもあるようです。
その乳酸菌が1番活動しやすい温度は約40℃。人肌程度にあたためて摂ると、有効にはたらくため、ヨーグルトなどは冷たいままよりも少し温めるといいのだとか。また、乳酸菌はオリゴ糖をエサにふえていくため、リンゴやハチミツ・玉ねぎなどを一緒に食べると◎
カラダに入った乳酸菌は3〜4日で排出されてしまうため、よい腸内環境をキープするには、毎日こまめにとることもポイントになるそうですよ。ヨーグルトや味噌など、いろんな食品からこまめにとっていけると理想的ですね♪
「乳酸菌の日」とは?
乳(2)酸(3)の語呂合わせから、体によい乳酸菌を活用した商品をアピールすることを目的に、毎月23日を乳酸菌の日とカゴメにより制定された。