休日にやりがち…英語「scrolling through TikTok」の意味って?
週末に楽しむレジャーや趣味について、SNSに投稿ことはありますか?欧米でよく見かける、英語の投稿例をまとめてご紹介します♪
Volunteering at summer camp.
(サマーキャンプでボランティア活動中。)
日本語では名詞としての「ボランティア」をよく使用しますが、英語では動詞としてvolunteerをよく使います。I volunteer at a homeless shelter.(ホームレスシェルターでボランティアをしている)、I’m volunteering this weekend at a soup kitchen.(今週末はスープキッチンでボランティアをする予定)
Taught middle school kids how to do origami today.
(今日は、中学生に折り紙を教えた。)
日本の英語学習者は、中学校をjunior high schoolと習いますが、あまりmiddle schoolは習わないのではないでしょうか。実際にはmiddle schoolもjunior high schoolもよく使います。さらに言えばjunior high schoolよりjunior highだけの方が自然です。I played baseball in junior high. (中学校では野球部だった)
First Taylor Swift concert! So pumped for this!
(初のテイラー・スウィフトのライブ!これには超テンション上がってる!)
日本語の「ライブ」は和製英語。日本の音楽が好きなアメリカ人ならliveを使うかもしれませんが、一般人は使いません。英語では形容詞のlive(ライブの、生放送の)を使ってlive concertと言わないと不自然になります(concertだけでもOKだ )。 pumpは「興奮する」「テンションを上げる」。
Checking out the local art museum on my rare day off…
(久しぶりの休日。地元の美術館を探訪!)
day offはカジュアルな会話でよく使われます。Today is my day off so let’s hang out.(今日は休みだから遊ぼう!)。さらにカジュアルな言い方にI’m off があります。I’m off on Saturdays.(土曜は休みだ)。
Killed time scrolling through TikTok.
(1日ずっとTikTokを見て暇つぶししていた。)
kill timeの直訳は「時間を殺す」ですが、意味は「暇つぶしをする」です。I killed time at the bookstore.(本屋で暇をつぶした)、I killed time by surfing social media (on the internet).(SNSでネットサーフィンをして暇つぶしをした)。
Made/Did/Posted my first TikTok!
(初TikTok!!)
madeとdidは「作った」、postedは「アップした、投稿した」という意味。日本語の「アップする」は英語のuploadに由来します。英語ではI uploaded a new video.などと言いましょう。I put up a new video.と同じ意味です。
(アン・クレシーニ著 / コスモピア編集部 編 『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 より )
覚えておきたいワード&フレーズ
- volunteer:ボランティア活動をする
- middle school:中学校
- concert:ライブ
- pump:興奮する、テンションを上げる
- day off:休みの日
- kill time:暇つぶしをする
- scrolling through TikTok:TikTokを(スクロールしながら)見る
- post:投稿する

「急用ができた」を3単語の英語で言うと?
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書籍紹介
書籍『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 では、アメリカ・バージニア州で生まれ、日本で言葉の研究を長年続けているアン先生が、若者言葉やスラングも含めて、イキのいい表現をたくさん教えてくれます。映画やTVドラマを見ていて耳に入ってくる表現がグンと増えること間違いなし。社会的・文化的背景なども丁寧に説明しており、今のアメリカのあれこれを理解するのにも役立ちます。
「家」「交通機関」「カフェ」「レストラン」「ショッピング」「学校生活」「美容と健康」「レジャー」「パーティー」「旅行」の10シーンを設定し、各シーンごとの定番表現20、つぶやき表現36、会話表現10、5往復程度のダイアローグ1本、そして学んだことを復習するセルフチェックの5つのコーナーで構成しています。
定番表現は、日々の生活の中で繰り返し使う言い回し、つぶやき表現はひとりごと英語の練習やSNSでさっと使えるフレーズを含んだ文、会話表現はテーマに沿った一問一答形式。各表現には詳しい意味や使い方の注意点をまとめたミニ解説がついています。「マイカー」「コインランドリー」など、つい使ってしまいがちな和製英語の解説も。
英語を学ぶ方にはもちろん、アメリカについて理解を深めたい方にもおすすめの一冊です。
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著者プロフィール
アン・クレシーニ
北九州市立大学准教授。専門は外来語と異文化コミュニケーション。米バージニア州出身。福岡県宗像市応援大使、日本在住歴25年
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