4月30日:今日は「図書館記念日」
ズラリと本が並ぶ図書館。昔は調べものをするために利用する人が多かったようですが、最近はカフェが併設されてくつろぎながら本を楽しんだり、ネット環境が充実した図書館もふえているようです。
その背景には、”本を読む大切さ”が見直されていることにあるようですが、社会で活躍している人の特徴には「読書を大切にしている」という共通点があるようです。
どうやら読書には”いいこと”が多いようですが、どんな効果があるのでしょう?
数年分の経験に値する?読書1冊の効果とは
「本を読むとよい」と、よく言われますよね。小さな頃は文字や文を覚えたり、ストーリーを楽しむといった理由で本に親しんでいきますが、大人になってからの読書は、本とは関係ないように思える部分にまでメリットをもたらしてくれるようです。
その6つの効果がコチラ。
集中力を育む
本を読んでいるときは、自分の知識や経験・感情が書かれてること向きあうため、本と心が対話をしている状態に。その心でのやりとりは、集中力を育むよいトレーニングになるといわれています。
言葉の引出しがふえる
本にはたくさんの言葉が書かれていますが、著者によってその表現の仕方はさまざま。たくさん読めば、それだけ言葉や表現方法の幅が広がることに。”言葉の引き出し”がふえると、会話をしたり文章を書くときに役立つようです。
発想力が豊かに
本を読むと、知らなかったこと・考えたことのなかったことに出会うことがありますが、これは自分の枠をこえて新しい世界と出会うということ。
そこから今までとちがうアイデアが浮かんだり、ちがう角度から物事を見ることができるようになったり。自分だけでは思いつかななかった世界を描くことができるようになり、発想力が豊かになるのだとか。
コミュニケーション力がアップ!
読書が習慣になると、登場人物の気持ちを考えたり、自分以外の人がどのような感情をもつのかといった”予測”を養うことができるため、相手の気持ちを察するチカラがつくことに。
そのためシーンにあった感情や言葉を使えるようになり、コミュニケーション力がアップするといわれています。
成功への近道に
本には人の経験がギュッと濃縮されたことが書かれているため、さまざまな場面での失敗談や成功例などの経験を文字の世界で学ぶことができます。
それは間違いを防いだり、成功例を参考にすることで経験をスキップし、時間の短縮にもつながることに。
ストレス解消
6分間読書をするとストレスが1/3以下になるという研究結果があり、それは音楽を聴いたり運動するよりも、高いリラックス効果を得ることができるのだとか。ストレスを解消したいとき、1番効果があるのは読書だそうですよ。
また、眠る前の読書は安眠につながったり、目覚めたときの読書は1日のリズムをととのえる効果があるなど、本を読むことには他にもメリットがあるようなので、夜の儀式や朝の儀式として習慣にするのもいいかもしれません。
このようにたくさんのいい効果がある読書は、移動中の電車の中や昼休みなど、ちょっとした時間にも楽しめるところも魅力。
そして無料でたくさんの本と出会うことができる図書館は、”みんなの書斎”のようなもの。このステキな場所をめいっぱい活用できるといいですね♪
「図書館記念日」とは?
1950年のこの日「図書館法」が公布され、1971年の全国図書館大会で「図書館記念日」が決定。日本図書館協会により1972年から実施された。