【朝の恋愛小説:やっぱり朝は二度寝が好き 】Vol.49 たどり着いたのは

 

【朝の恋愛小説】 Vol.49 たどり着いたのは

ロンドンのフラワーアレンジメントの学校に1週間。そのあと、ショップで実践1週間。

夢のような短期留学。

上司には、正直に事情を説明した。辞める覚悟だったけど、支店長は理解を示してくれた。同僚も快く送り出してくれた。本当に感謝している。

 

順調に学校を終え、友達もできた。ショップの実践も、もう最終日。

実は、半年前から毎朝1時間英語の勉強を続けていた。その甲斐あり、ショップで働くには困らない英語力がついていた。こんなことになろうとはまったく考えていなかったけど、大きな自信がついた。

本当によく頑張った。

 

———この瞬間のために。

 

「please give me an arrangement」

この声は・・・

「for this beautiful lady」

一番会いたかったひと。

 

「えーーーーっ?」

誠士の声が響く。

 

「えっと、この女性は、さっきナンパした人で」

 

(この小説は、毎日更新です。続きはまた明日!)

 

続き(Vol.50・最終回)を読む >>

<< 前回(Vol.48)を読む

 

物語の登場人物

立川萌乃(もえの) 28歳

静岡出身。銀行の一般職。趣味で、フラワーアレンジメントをならう。早起きできる朝美人に憧れている。

新城雪乃(ゆきの) 28歳

萌乃と同じ高校時代からの友人。なんでも出来る格好いい人物として萌乃からは頼りにされている。

藤井倫太郎(りんたろう)28歳

萌乃、雪乃と同じ高校のサッカー部出身で東京の大学へ進み、留学。外資系投資銀行につとめるいわゆるエリート。

木村ことみ 28歳

萌乃の同期で、同じ支店にずっと勤めている。常識人であり現実主義者。

柳原誠士(せいじ)28歳

萌乃とことみの同期入社である、総合職の銀行マン。

近藤裕太(ゆうた)24歳

萌乃がフラワーアレンジメントの教室の隣にあるパーソナルトレーニングスタジオのトレーナー。

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝の小説シリーズ

毎朝読みたい小説シリーズ「やっぱり朝は、二度寝が好き。(完)」「シンデレラの朝ごはん(完)」
Written by

石垣モンブラン

幼少期から創作好きで、3歳児で替え歌発表(笑)、小学時代に学習発表会の脚本、絵本を制作、中学から新体操やダンスの振付をはじめる。現在は、小中学生のミュージカル劇団「リトル・ミュージカル」主宰。台詞をこどもたち全員で創るという他にはないミュージカルの脚本原案、作詞作曲、振付を担当。だけど大人の恋愛模様が大好き。ライトノベルや映像脚本も執筆し続ける。

連載記事一覧

今日の朝の人気ランキング