今日のカフェボンボンは、新刊『アンソロジー そば』。
池波正太郎、川上弘美、黒柳徹子、平松洋子、松浦弥太郎、島田雅彦、中島らも、町田康ら38名のそばにまつわるエッセイ。
そばの奥深い魅力がつまった美味しい一冊です。
『アンソロジー そば』
出版社:PARCO出版
おそばへのこだわりはどことなく秘めやかな感じがする。だから語り手の秘密を知ってしまったような、ちょっとイケナイ気持ちになってしまう。
江戸文化を愛した杉浦日向子さんは、浅草の蕎麦屋で過ごす午後のひと時が好きだった。おとなの楽しみを「昼下がりの情事」に例えた。
タモリさんは「笑っていいとも」出演のあと、毎日のように蕎麦屋通いをし、昼酒をのんでは癒されていた。
まだ外は明るい昼下がり、蕎麦をつまみに差しす差されつ。ほろ酔いで格子戸を開けたら黄昏時、なあていうのが色っぽくていいな。
おそばの「朝時間」は、作家の佐多稲子さんの思い出。
冬の東北に旅したときに初めて食べた「なめこそば」。その味は懐かしい旅の記憶と結びついている。
こちらのシリーズもぜひ。
*『アンソロジー ビール』
*『アンソロジー おやつ』
*『アンソロジー お弁当。』
*『アンソロジー カレーライス!!』
Love, まっこリ〜ナ