今日のカフェボンボンは、『センス・オブ・ワンダー』。
『沈黙の春』の作者・レイチェル・カーソンの最後の作品。アメリカのメイン州の別荘を舞台に、自然に触れる喜びをつづります。
『センス・オブ・ワンダー』
著者:レイチェル・カーソン/訳:上遠恵子
出版社:新潮社
センス・オブ・ワンダーとは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」のこと。この感性に恵まれた海洋生物学者のレイチェルは、幼いロジャーにもセンス・オブ・ワンダーを授けます。
毎年ふたりは海辺の別荘で共に夏を過ごし、いつもいっしょに海岸や森を散歩します。どんな天候の日も、夜も昼も関係なく、荒々しい自然のなかを探検してまわるのです。
たとえば、雨は森の植物に魔法をかける。葉先から水晶のようなしずくを滴らせるシダ、色鮮やかなキノコ、森の小道の銀色のコケ。それらはすべて自然からの贈り物。
本書の「朝時間」は、自然が繰り返すリフレイン。夜のあとには朝が、冬の次には必ず春がくる。
自然の神秘を感じたいと願わずにはいられない本。センス・オブ・ワンダーを失わないで。
Love, まっこリ〜ナ
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