BLOG

心を解き放つ、センス・オブ・ワンダー

 

今日のカフェボンボンは、『センス・オブ・ワンダー』

『沈黙の春』の作者・レイチェル・カーソンの最後の作品。アメリカのメイン州の別荘を舞台に、自然に触れる喜びをつづります。

20140312

センス・オブ・ワンダー
著者:レイチェル・カーソン/訳:上遠恵子
出版社:新潮社

センス・オブ・ワンダーとは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」のこと。この感性に恵まれた海洋生物学者のレイチェルは、幼いロジャーにもセンス・オブ・ワンダーを授けます。

毎年ふたりは海辺の別荘で共に夏を過ごし、いつもいっしょに海岸や森を散歩します。どんな天候の日も、夜も昼も関係なく、荒々しい自然のなかを探検してまわるのです。

たとえば、雨は森の植物に魔法をかける。葉先から水晶のようなしずくを滴らせるシダ、色鮮やかなキノコ、森の小道の銀色のコケ。それらはすべて自然からの贈り物。

本書の「朝時間」は、自然が繰り返すリフレイン。夜のあとには朝が、冬の次には必ず春がくる。

自然の神秘を感じたいと願わずにはいられない本。センス・オブ・ワンダーを失わないで。

Love, まっこリ〜ナ

*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/

朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』

公式ブログ
小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

連載記事一覧

今日の朝の人気ランキング