今日のカフェボンボンは、新刊『海への旅』。
水中写真家・中村征夫の最新写真集です。
『海への旅』
著者:中村征夫
出版社:クレヴィス
表紙カバーの神秘的な写真は、円周魚眼レンズで写したサンゴ礁。魚の群れがサンゴのまわりを泳ぐ。青い地球に海が透き通って見えるよう。
青に染まる海。
マジック・オブ・ブルー。
生命感あふれる美しい海へと案内してくれるのは、50年以上に渡り海の写真を撮り続けている中村征夫さん。今回は南国の海をはじめ、知床の海、東京湾へと旅をする。
酷寒の海では、海の表面がゼリー状に凍り、巨大な流氷が岸に漂着する。中村さんは世界中の美しい海に潜ってきたけれど、「いつも心は、東京湾の汚濁の闇へと向いていた」という。
厳しい環境のなか、意外なほど多様な生物がすむ東京湾。写真の一枚一枚から生命力の強さと海の豊かさが伝わってきます。
Love, まっこリ〜ナ