1970〜80年代にかけての陽光あふれるオールド・ハワイの風景。
今日のカフェボンボンは、いまはもう見られない貴重なショットの数々を堪能できる、ビームス発行のヴィンテージな写真集をお届けします。
『カイマナヒラ』
著者:佐藤秀明
写真キュレーション&メモワール:片岡義男
発行:株式会社ビームス/発売:サンクチュアリ出版
パイナップル畑からハレイワへ向かうハイウェイ。ハレイワの向こうには波が見える。
日系人が経営するジェネラル・ストアやダイナーがにぎわい、波乗りの映画を上映するシアターは、サーファーたちの熱気で包まれていた。まだハレイワが小さな田舎町だった頃ののどかな風景だ。
木造の建物の並ぶホノルル・ダウンタウン。裏通りには人々の暮らしが垣間見え、どこまでも青い空に色とりどりの洗濯物が映えている。
著者は、70年代初めからハワイの波を撮り続けてきた写真家の佐藤秀明氏。伝説のサーファー、ジェリー・ロペスのショットも収められています。
ハワイの強烈な光に晒されたアメリカン・オールドカーがとくに印象的。海に囲まれたハワイでは車の傷み方が早く激しい。そんなアメ車に刻まれた道のりを写したくて、バンパーやボンネットのアップをなめるように撮ったのだそうです。
オールド・ハワイの「朝時間」は、朝の完璧な波を待つノースショア。
紫色の水平線が明るい青に変わっていきます。
本のお供には、ルートビア・フロートをいかがですか。ヒロにあったコーヒーショップ「エルシーズ」の60年代のメニューにちなんで……。
アロハな本特集こちらもどうぞ。
*アロハな本①楽園ハワイの植物図鑑『ハワイアン・ガーデン』
*アロハな本②虹を追いかける旅『夜の虹の向こうへ』
*アロハな本④ハワイを愛する人々の物語『カイマナヒラの家』
Love, まっこリ〜ナ