屋島にある四国村にいってきました。四国村は、民家を中心とする古建築をテーマにした広大な野外博物館です。急いで回りましたが、それでも全部廻るのに2時間近くかかってしまいました。

上の写真は、砂糖しめ小屋です。珍しい円形の建物なのは、腕木を牛に引かせて建物の中をぐるぐる回って臼を回転させて、サトウキビを絞ったためにこのような形になっています。

南予の茶堂

四国の古い道ぞいには、こうしたお堂があちこち建てられていました。正面に仏様を祀り三方は、吹き抜け、5寸角の栗材の柱から19世紀中頃と推定されてます。
ここで、お遍路さんが、休んだり村人の集会所になっていたとか。祀られている地蔵菩薩は、瀬戸内寂聴尼によって開眼され、遊庵と命名されました。
時代劇で、見たことがあるような懐かしい気がします。

旧鍋島燈台退息所

四国村の頂上には、3つの退息所が並んでいます。退息所とは、燈台の官舎のことです。
明治4年(1871)英国の技師ブラントンによって設計されました。
ここは、平成7年の阪神・淡路大震災によって石造りの壁に大きな亀裂が入り、屋根瓦が落下するなど大きな被害を蒙りました。それでここに移築して保存しています。

旧クダコ島燈台退息所

退息所前のチューリップが、満開で綺麗です。
日本古来の建築物よりもなぜか、こういった建築物のほうに心惹かれます。和洋折衷だからでしょうか。心地よい竹林道を抜けると染が滝が、迎えてくれました。

水がさらさらと落ちる音と、心地よい静けさで癒やされます。

醤油蔵、麹室

大きな仕込み桶に圧倒されました。桶の製作は、熟練の桶職人の手によるもの。ここに、醤油麹とくみ水(海水)を入れ攪拌させてから1年以上ねかせたあと、熟成もろみが誕生しました。

旧前田家土蔵

こうした風景は、もう映画かテレビでしか見られなくなりました。
民家だけでなく民具も展示していて、途中これは、何に使うんだろう・・・と悩んでいました。日本のアンティークに触れて充実した時間を過ごしました。

四国村を満喫したら、出口からすぐの「わら家」で、本場の讃岐うどんをどうぞ(^_^)/
私は、スマートフォンの電池切れで断念(T_T)
ここまで、見てくださった方に感謝です。ありがとうございました。

 

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【日本・香川】瀬戸内海のちいさな朝景色 [更新終了]

香川県在住レポーターから届く瀬戸内海の朝時間 [更新終了]
Written by

しおん(香川在住)

(日本・香川 滞在中)

香川県に嫁いで20年。会社勤め→倒産→専業主婦→パートを経験。
子供は、大学生二人。オットと猫と暮らしています。趣味は、お菓子作りと雑貨屋めぐり。
この機会に、新しい事に挑戦して、少しでも進化したいです。

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