香川県東かがわ市にあるジオサイトを探る観光船ツアーに
行って来ました。
ジオサイトとは、地質名所のことで、東かがわ市にある
ものは、一度に多く見られることで知られています。
フェリー以外の船に乗るのは、初めてでドキドキ。
ライフジャケットを身につけて出発!
引田港をでてすぐ引田不整合が見えてきます。
上に灯台が見えますがこの下は、俵ころがしとよばれる断崖絶壁で
和泉層群と領花花崗岩が露出しています。
日本で最初に発見された中生代の不整合とか。
次は、かぶら越しのランプロファイヤーの岩脈がみえます。
このしましまの場所は、陸地から見ることができないので
やっとみることができて嬉しかった! この場所は、
花崗岩に黒雲母デイサイトが貫入し、約1400万年前の
岩脈と推定されています。気の遠くなる時間・・・
美しい柱状節理の丸亀島
龍伝説の残る絹島。ここにも柱状節理があります。
陸からは、見られないのでお得感あります。
丸亀島の上には、ひっそりと龍神がまつられています。ここ讃岐の国は、
今も昔も異常に雨が少なく雨乞いなくしては、農業がなりたたなかったようで
弘法大師は、丸亀島の竜王にお願いしていたらしいです。あるとき、修験者が
竜にどうしてこの島にきたのか聞いたところ、
「訳はないが住みやすい」 と答えた伝説が残っています。
この竜王は、今も島に住んでいて、洞窟を出たり入ったりしているようです。
この穴で祈祷すると雨が降るといわれています。
何かいそうな気配・・・そして意外と釣り人の多さに驚き。
どうやってここまできたのか・・・船を止めるところはないのでたぶんお迎えの
船がくるんでしょうか。
一子島(ひとこしま)
花崗岩が、波の浸食を受け海食洞ができています。隣の小島との間にも
海食洞がありましたが、橋が崩れて三つになっています。
昔話にでてくる島のイメージってこんな感じかなぁ。
ラストは、通念島
上に、小さな祠があります。通念島という名前から
願いがかなうという言い伝えも。
船酔いを心配していましたが、あっという間の二時間でした。
週末、船に乗って海を眺めるなんて、なんて贅沢な時間!
皆様も、広報誌のイベントをチェックすると楽しいことが
舞い込むかもしれませんよ!