今日のカフェボンボンは、『あかいかさがおちていた』。
堀内誠一のセンスあふれる楽しい絵本。水彩画の明るい色使いが印象的です。
『あかいかさがおちていた』
作:筒井敬介/絵:堀内誠一
出版社:童心社
赤いかさが落ちていたのは、そこらの道路じゃありません。雨の降るジャングルの真ん中でした。
木の上からかさを見つけたのはサルくんたち。動物園帰りのサルくんがかさの使い方を知っていて、赤いかさをぱちんと開いてみたけれど、木の上ではあんまり役に立たなくて……。かさはジャングルの住人たちの手に渡っていきます。
本書の絵を描いたのは、グラフィックデザイナー、絵本作家の堀内誠一さん。『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』などのカラフルで楽しい絵本の数々で知られています。人気雑誌のアートディレクターとして活躍し『ポパイ』や『ブルータス』のタイトルロゴを作った方でもあります。
赤いかさの「朝時間」は、ヘビくんの散歩。
ヘビくんは雨がきらいだけど歩くのは大好き。だから、赤いかさがとっても気に入った。
赤いかさをさしているヘビくんはすごくかわいい。サルやライオンたちの、のんきな顔つきもいいなあ!
春の嵐で大荒れの天気ですが、きっと心に晴れ間が広がります。みなさんも自分の赤いかさを見つけてくださいね。どうぞ、お気をつけて。
Love, まっこリ〜ナ