今日のカフェボンボンは、『おはなしトンネル』。
新進気鋭の画家・中野真典さんのイマジネーションあふれる絵本です。雨降りの日の物語をお楽しみください。
『おはなしトンネル』
著者:中野真典
出版社:イースト・プレス
黄色いレインコートの男の子がトンネルに入っていく。
雨の日の午後は、薄暗くて少し不気味。何か起こりそうだよ。たぶんそんな気持ちかな。
上を電車が通る、すごい音。トンネルの中は音がわんわん響いて真っ暗。するとふしぎ、ラッパの音が聞こえてきて……。それは摩訶不思議なサーカスのショーの始まりでした。
トンネルから見える外の景色は半円形。その形はちょうどスノードームみたい。雪じゃなく雨の降るスノードーム。
雨の日は何もかもいつもと違って見える。中野真典の描く世界が、雨に濡れてより色鮮やかに輝きます。
Love, まっこリ〜ナ