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幻想的な絵本『おはなしトンネル』

 

今日のカフェボンボンは、『おはなしトンネル』

新進気鋭の画家・中野真典さんのイマジネーションあふれる絵本です。雨降りの日の物語をお楽しみください。

20140513

おはなしトンネル
著者:中野真典
出版社:イースト・プレス

黄色いレインコートの男の子がトンネルに入っていく。

雨の日の午後は、薄暗くて少し不気味。何か起こりそうだよ。たぶんそんな気持ちかな。

上を電車が通る、すごい音。トンネルの中は音がわんわん響いて真っ暗。するとふしぎ、ラッパの音が聞こえてきて……。それは摩訶不思議なサーカスのショーの始まりでした。

トンネルから見える外の景色は半円形。その形はちょうどスノードームみたい。雪じゃなく雨の降るスノードーム。

雨の日は何もかもいつもと違って見える。中野真典の描く世界が、雨に濡れてより色鮮やかに輝きます。

Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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