中国では今、「清明節(チンミンジエ)」という休暇中。
祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日で、
「掃墓節」とも呼ばれます。
日本でいうと、「お盆」に当たる年中行事です。
そして、この時期に必ず雨が降ると言います。
「清明雨」と呼ばれ、別名「涙雨」とも呼ぶそうです。
乾燥が激しく雨がとても少ない北京に、
見事に「清明雨」が降ったこの日、
天安門は傘をさしながら観光をする中国の人たちでごった返していました。
親に仕える道を重視する中国の人たちは、「生者に仕える如く死者にも仕える」という考え方から出発し、墓を先祖が地下に住んでいる場所と見なし、雨季が到来する前の清明の季節にはまず、風雨に一年間さらされてきた墓を修復、整理し、草を刈り、土を盛らなければならない。とのこと。
そして供物を並べて礼拝し、先祖にご加護と平安を祈るのです。
そんな中国のお盆「清明節」。