10月30日:今日は「健康に役立つ咀嚼の日」
食事をする時は「よく噛んで食べましょう」と、昔から言われますよね。私も普段の食事で、できるだけ噛むよう心がけています。
けれど、忙しい毎日が続くとつい早食いになってしまい、ふと「ちゃんと噛めていないかも…」と気づくことも。
今日は「健康に役立つ咀嚼の日」ということで、咀嚼回数を増やすと体にどのような良い影響があるのか、またその方法について調べてみました。
咀嚼回数を増やすとどんな影響があるの?
農林水産省のホームページにあるコンテンツによると、昔と比べると現代では、食事の咀嚼回数が減っているそうです。
一回分の食事で見てみると、なんと噛む回数、食事時間ともに昔から約半分に減っているとのこと。噛まずに食事をしている人が増えている世の中になっていることがわかります。
咀嚼回数を増やすと、満腹サインが脳に伝わりやすくなるといいます。少量でも満足できるのでダイエット中の方は意識するのがおすすめですよ。
ほかにも、脳の活性化やだ唾液の分泌が増えるので、消化を助けてくれる役割もあるそうです。
噛む回数を増やすための工夫
咀嚼回数を増やすには、根菜や乾物など噛みごたえがある食材を使うのが有効。私は、レンコンやごぼうの煮物、きゅうりと大根のピクルスなどをよく作って、意識して噛んで食べるようにしています。
白いご飯に比べて噛みごたえのある「玄米ご飯」を、よく噛みながら食べるのも良さそうですね。
また“ながら”で食べないよう、私はテレビやスマホは見ず食事に集中するようにもしています。一口食べてからお箸を置くことを習慣にすると、食べるペースもゆっくりになって早食い予防にもなりますよ。
編集部のスタッフは、子供に噛みぐせをつけさせようと、一緒に数えながら食事をしていたとき、自分自身があまりにも噛んでいない事に気づいたのだとか。それ以降、キッチンやダイニングの壁などに「よく噛む」と付箋をはっておいたり、一口食べるとできるだけ30回噛むようにしたりして、かなり「噛むクセ」が身についたそうですよ。目につくようにする、数を決めておくなど、どちらもすぐ試せるのではないでしょうか。
肥満を防ぎながらいつまでも健康でいるためにも、毎回の食事でしっかり噛む回数を増やすようにしたいですね!
(参考:農林水産省|ゆっくり食べる:農林水産省)
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「健康に役立つ咀嚼の日」とは?
大阪府泉大津市の歯科医院「小西デンタルクリニック」が制定。同院長の小西康三氏は、歯科医師として正しく咬むこと(咀嚼)の大切さを広める活動を行っている。咀嚼が免疫力の強化や脳の活性化、顎の成長などにつながり、健康に役立つということを多くの人に深く知ってもらうのが目的。日付は、10月は食欲の秋で、健康のためには一口(10)で30回咬むことが推奨されていることから10月30日を記念日に。