おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:印象アップ!「クッション言葉」の使い方
誰かに何かを伝えるとき、柔らかい印象を与えるはたらきがある「クッション言葉」。
お願いごとや、お相手と異なる考えを伝えるときなどは、ダイレクトに伝えるよりもワンクッション入れることで、快く聞き入れてくれる可能性が高まりやすくなります。
ただ、クッション言葉は使い方が難しかったり、慣れていないと必要な時に口から出てこなかったりするもの。そこで今回は、クッション言葉を使うときのポイントと、使い方例をお伝えします。
「クッション言葉」2つのポイント
【1】相手の気持ちや状況を想像する
▼お忙しい中恐縮ですが
▼ご足労をおかけしますが/お手数をおかけしますが
▼ご希望に添えず申し訳ございませんが/せっかくでしたのに申し訳ございません
▼ごめん/ゆっくりしてるところごめん
など、お相手の気持ちや状況に寄り添った一言を伝えましょう。「私のことをわかってくれた上で言っているのだな」と思ってもらえます。
【2】同じクッション言葉を多用しない
同じクッション言葉ばかりだと、定型文のようになり、感情が伝わらなくなります。レパートリーを増やしておくと、さまざまなコミュニケーションで役立ちますよ。
「クッション言葉」クイズ!
クッション言葉をマスターすべく、クイズに挑戦してみてください。次の5つの文を言う際、どのようなクッション言葉を使うと良いでしょうか?
3秒で考えてみましょう!
【1】書類の確認をお願いします。
3 …
2 …
1 … 答えは次のとおり!
- お手数ですが
- お忙しい中恐縮ですが など
お願い事をするときは、お相手の状況を想像した一言が言えるといいですね。
【2】(会員証を忘れた方へ)会員証が必要ですので、お持ちください。
3 …
2 …
1 … 答えは次のとおり!
- ご足労をおかけして申し訳ございませんが
- お手間を取らせて申し訳ございませんが など
明らかにお相手のミスであっても、お相手の気持ちに寄り添うようにしましょう。
【3】住所を教えていただけますか?
3 …
2 …
1 … 答えは次のとおり!
- 差支えなければ
- 恐れ入りますが など
個人情報などあまり人に知られたくない情報を伺う際は、一言お断りをいれましょう。
【4】その日は予定があるんだ。
3 …
2 …
1 … 答えは次のとおり!
- せっかくだけど
- 残念だけど など
ダイレクトに断るのではなく、声を掛けてくれたことへの感謝が伝わるといいですね。
【5】明日の会議は何時からですか?
3 …
2 …
1 … 答えは次のとおり!
- お聞きしていたかもしれませんが
- (案内を)見落としていたら申し訳ございません など
あきらかにこちらに非がないとしても、万が一、ということもあります。
その際に気まずくならないよう、という意味も込めて、こちらにも間違いがあるかもしれませんが、という気持ちを伝えられるといいですね。
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いかがですか?
たかが一言。されど一言。言葉ひとつで印象は大きく変わります。
ご家族など親しい間柄であっても、お相手の状況を想像し、気持ちに寄り添った一言を伝えたいですね。
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!