うっかり使ってるかも!?ビジネスシーンで気をつけたい言葉5選

 

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:失礼にあたるかも…気をつけたい「ビジネスの言葉遣い」

目上の方やお客様とお話しをするとき、うっかり失礼な言葉を使っていることがあるかもしれません。

今回は、つい使いがちだけれど、実は失礼にあたるかもしれないビジネスの言葉遣いについて確認しましょう。

【1】了解しました

「了解」は、「事情を理解してそれを認める」という意味のため、目上の方に使うと失礼にあたるとされています。

「了解しました」の代わりに使いたいのが、「承知しました」という表現。承知のほうが、相手の意見を受け入れる謙譲的な印象をもちます。

とはいえ、お相手との関係性や距離感、社内の雰囲気によっては「了解しました」が自然な場合もあると思います。柔軟に使い分けられると良いですね。

【2】参考になりました

ビジネスマン

「参考」という言葉は、「自分の考えを決定するための“足し”にする」という意味のため、目上の方に使うと失礼にあたります。

相手に役に立つ情報をいただき、感謝を伝えたい場合は「勉強になりました」などと表現するとよいでしょう。

【3】お名前を頂戴できますか

名前は「もらう(頂戴する)」ことはできません。同じように、電話番号も頂戴するものではありませんよね。

「頂戴できますか」の代わりに「伺ってもよろしいでしょうか」などの表現を使うのはいかがでしょうか。

なお、お名刺は、実際に「もらう(頂戴する)」ものですよね!ですので、「お名刺を頂戴できますか」と表現しても失礼にはあたりません!

【4】◯◯様でございますね

電話

「ございます」は「ある」の丁寧語で、物や事柄を丁寧に伝える時に使います。人に対して使う時は、「いる」の尊敬語である「いらっしゃる」を使います。

  • ございます:自分、身内、物に対して使う

例)林でございます。こちらが資料でございます。

  • いらっしゃいます:身内以外の人に対して使う

例)鈴木様でいらっしゃいますね。鈴木様でいらっしゃいますか?

【5】お体ご自愛ください

以前に別の記事でもお伝えしましたが、「ご自愛ください」は「体を大切にしてください」という意味のため、「お体ご自愛ください」とすると、「お体お体大切にしてください」となってしまいます。

「お体」をつけず「ご自愛ください」と伝えるようにしましょう。

ビジネスシーン

そんなつもりはなくても、使う言葉の選びかたで「失礼だ」と思われてしまうことがあります。

普段よく使う言葉の意味を知っておき、相手にあわせて使い分けができるとよいですね!

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

 

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毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン

マナー講師 林慶子さんの「毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン」
Written by

林 慶子(マナー講師)

(好印象マナー講師)

福岡県出身。イギリスの幼稚園や小学校で日本文化を教えるインターンシップに参加後、こども英会話スクールマネージャー、アウトソーシング会社で新卒採用業務などの経験を経て、ANA客室乗務員として約11年勤務。
国内・国際線チーフパーサーや、国際線ファーストクラスを担当。インストラクターとして各種訓練に従事。在職中に心理カウンセラーの資格を取得。
ANA退職後、今まで培った経験と心理カウンセラーの資格を活かし、『好印象マナー講師』として起業。
LIFE JEWELER=人生を輝かせる人 として、カタチだけではなく心遣いを伝えるためのマナー、周りの人だけではなく自分もHappyになるマナーをコンセプトに、研修・講座を開催している。
【HP】https://lifejeweler.net/
【Instagram】https://www.instagram.com/life.jeweler/

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