おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「返信不要」のソフトな言い換え方
メールの最後でよく目にする「返信不要です」というひとこと。
お相手のことを気遣って「お返事はいりませんよ」と伝えたいのに、「不要」という単語がなんだか冷たく感じる…そう思ったことはありませんか?
今回は、「返信不要」の柔らかい言い換えについて、一緒に考えてみましょう!
「返信不要」は使っちゃダメなの?
「返信不要」という言葉をメールで使っても、問題ありません。
ただし、「不要」=「必要ない」という意味があり、「いらないもの」というニュアンスを含むことから、どことなく上から目線、突き放された感じがする、という印象を持たれる場合があります。
気になる場合は、もう少しソフトな言葉で言い換えてみましょう。
「返信不要」の言い換えパターン
【1】及びません
- 「お忙しい毎日かと存じますので、ご返信には及びません」
- 「特に問題がなければ、ご返信いただくには及びません」
「及びません」は、「しなくてもいい」「する必要がない」という意味です。
直接的に「いらない」という言葉を使っていないため、丁寧な印象になりますね。
【2】お気遣いなく
- 「ご確認をいただければ、ご返信はお気遣いなくお願いいたします」
- 「ご返信にはお気遣いなされませんようお願いいたします。ご不明な点がございましたら、遠慮なくご連絡ください」
「お気遣いなく」も、丁寧で、相手を思う気持ちが伝わる表現です。ただし「お気遣いなく」だけでは目上の方には失礼となるため、省略せずに文末まで書きましょう。
また、なぜ返信がいらないのかの理由を付け、最後に「連絡はいつでもお待ちしています」という気持ちを添えられるといいですね!
ちょっとした言い換えで、言葉の印象は大きく変わりますね。
せっかくのお相手への心遣い。柔らかい言い回しを意識して、よい人間関係が築けますように。
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!