おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:代替案で印象アップ!「断るとき」のマナー
誰かに誘われたとき、お客様に何かを尋ねられたとき…。残念ながら、希望に添えない場面はありますよね。
そんな時、どのように断っていますか?
例えば、友達をランチに行こうと誘った時に
「その日は予定があるんだよね!ごめん!」
と断られるよりも
「その日は予定があるんだけど、◯日はどう?」
という返事がきた方が、次の話が進みやすいと思った経験はないでしょうか?別日を提案されると、お相手もランチしたいのだなとわかるので、嫌な感じがしませんよね。
このように、「△△は難しいけど、◯◯はどうでしょうか」という『代替案』まで伝えられると、印象はぐっと良くなります。
断るときの言い換え方3例
以下は、お客様に対して断るときの例です。
「あいにく品切れでございます」⇒「あいにく品切れでございますが、他の店舗にあるかお調べしましょうか。」
「それはできかねます。」⇒「それはできかねますが、こちらの方法ではいかがでしょうか。」
「クレジットカードはお使いいただけませんが、よろしいでしょうか」⇒「クレジットカードは使えませんが、現金とPayPayがお使いいただけます。」
お相手の期待に沿えない時は、このように、できない事実を伝えるだけでなく、お相手が次の行動をとりやすい提案をしてみましょう。
「いや~、これを伝えても意味ないかも…」と思う内容もあるかと思いますが、決めるのはお相手です。まずは、できる限りの代替案を伝えてみましょう!
断るだけでなく、もう一歩考えてみよう
「しかたがない」で終わらせずに、「他にできることはないかな?」「他の手段があるんじゃないかな?」、と、もう一歩考えるクセを付ける。
思いつかない時は、他の人にも意見を聞くなどして、期待には沿えないけれども、少しでも期待に近づけるように最善を尽くすと、お相手もガッカリだけで終わりませんね!
それでもどうしても無理な場合は
「お力になれず、申し訳ございません」
「ご期待に沿えず、申し訳ございません」
「せっかくだったのにごめんなさい」
などと、一言お詫びを伝えられるといいですね。
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
★このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!