おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く！そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ：結婚式やパーティ…招待状の「返信ハガキ」のマナー
6月といえば、ジューンブライド！ということで、今回は結婚式の招待状に関するお話しです。
結婚式の招待状とセットになっているものといえば、返信ハガキですね。（最近では、オンラインで出欠をとることもありますが…）
返信ハガキを書くときは、受け取った方が笑顔になれるよう、ぜひ次の8つのポイントをおさえてみてください！
①～③ 自分への敬称を二重線で消す
「ご出席」「ご欠席」「ご住所」の「ご」や、「ご芳名」の「ご芳」は、自分への敬称です。返信をする場合は二重線で消しましょう。
横書きの場合は横線、縦書きの場合は縦線で消します。
上の写真のように、出席の前に「慶んで」、うしろに「させていただきます」などを書くと、より丁寧な印象になりますね。
④出席者全員の名前を記載する
連名で招待されたときや、家族がいる場合は、出席をする人全員の名前を記入します。
受け取ったお相手が改めて名前や人数の確認をする必要がなくなりますよ。
⑤句読点・忌み言葉を使わない
【句読点】
お祝い事の文章には、句読点はつけません。
これは、お祝い事に終止符を打たない／切れる（句点「。」）」「終わる（読点「、」）」を連想させるため、という理由からです。
【忌み言葉】
「忙しい」は「心を亡くす」と書くため、使わない、もしくは「いそがしい」とひらがなで書きましょう。
また、「ますます」「重ね重ね」「いろいろと」などの重ね言葉は、「繰り返す＝再婚」を連想させるため、使わないほうが無難です。
⑥アレルギーなどがない場合は「無」と記載する
アレルギー等を記入する欄がある場合、空欄のままだと、記入漏れなのか、アレルギーが無いのかがわかりません。
該当ナシの返事でも、その旨を記載しましょう！
⑦出席の場合、返信ハガキはなるべく早く送る
返信の期限は余裕を持って設定されていますが、「はやくお祝いの気持ちを伝えたい」という意味でも、出席が決まっている場合は、2～3日以内に投函しましょう。
欠席の場合は、「どうにか都合をつけようとした」という意思を伝えるためにも、即答するより1週間程度空けてから返信するのがよいですね。
なお、うっかり投函が遅くなってしまった場合は、先にお相手にメッセージや電話で伝えておくと親切です。
【表書き】宛名の「行」や「宛」は「様」に変える
宛名は「行」や「宛」と書いてあることがほとんどですが、二重線で消して、敬称である「様」に変えます。
結婚式の場合は、二重線を使う代わりに、【寿】で「ご」や「ご芳」、「行」「宛」を消す「寿消し」という書きかたもありますよ。
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お相手が「大切なあなたにぜひ来てほしい」と思って送ってくれた、結婚式の招待状。
お祝いの気持ちを100％伝えられる、お相手が笑顔になるような返信ができるといいですね！
それでは、また次回！Have a ごきげん day!
★このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに！
