先はどちら向き?心遣いが伝わる「ペンの渡しかた」マナー

 

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:印象アップ!「ペン」の渡しかた

ペン

連休が終わり、また日常が戻ってきました。新緑の季節、少しの時間でもお散歩をしたり森林浴をしたり…日々リフレッシュしたいですね!

さて今回は、「ペンの渡しかた」のマナーについてお話しします。

ペンを誰かに渡す際、手から手へ渡す置いたまま渡すなどいろいろなパターンがありますが、まず意識したいのが「ペン先の向き」です。

ペン先(とがっている方)はお相手に向けない

人間は、尖っているものを向けられると、防御本能で一瞬身構えてしまいます。

また、以下の理由からも、ペンを渡すとき、ペン先をお相手に向けないほうがよいとされています。

  • ペン先をお相手に向けると失礼になる
  • 万が一インクが漏れた際、お相手の服や手を汚してしまう可能性がある

これは、テーブルやバインダーに置いた状態でペンをお渡しするときも同様です。

ペンをバインダーやテーブルに置いてお渡しする場合、「ペン先をお相手に向けて置いた方が、お相手が取りやすいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、どんな渡しかたでも、ペン先が相手に向かないよう意識しましょう。

なお、ペンを横に置いてお渡しする際は、お相手が右利きの場合は「ペン先がお相手の右」を向くようにしておくと取りやすくなりますよ!

好印象!ペンはこう渡そう

ペン

ペンをお相手に直接お渡しするときは、以下のポイントも意識しましょう。

1) ペンの下側(真ん中よりペン先側)を持ち、片手を添える

2) 自分から見て、左にペンを傾ける

3) ペン先を少し自分側に向ける

4) 笑顔で、お相手の目を見て渡す

ホテルなどのメモの横に置いてあるペンや、フロントのカウンターに置いてあるペン立てのペンの向きや角度を参考にすると分かりやすいかもしれません。

***

いかがでしたか?

上記のようにペンを渡す際は、左右逆向きで考えなければいけないので少し難しいですが(汗)、お相手が、どうしたら心地よく、書きやすく受けとれるかを想像して、心遣いを伝えられるといいですね!

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

★このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

 

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毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン

マナー講師 林慶子さんの「毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン」
Written by

林 慶子(マナー講師)

(好印象マナー講師)

福岡県出身。イギリスの幼稚園や小学校で日本文化を教えるインターンシップに参加後、こども英会話スクールマネージャー、アウトソーシング会社で新卒採用業務などの経験を経て、ANA客室乗務員として約11年勤務。
国内・国際線チーフパーサーや、国際線ファーストクラスを担当。インストラクターとして各種訓練に従事。在職中に心理カウンセラーの資格を取得。
ANA退職後、今まで培った経験と心理カウンセラーの資格を活かし、『好印象マナー講師』として起業。
LIFE JEWELER=人生を輝かせる人 として、カタチだけではなく心遣いを伝えるためのマナー、周りの人だけではなく自分もHappyになるマナーをコンセプトに、研修・講座を開催している。
【HP】https://lifejeweler.net/
【Instagram】https://www.instagram.com/life.jeweler/

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